タイで有名な物語『ラーマキエン』

【ラーマキエン】世界観崩壊で描くラーマキエン!7

2019年8月12日

https://yukilifeblog.com

タイ旅行で多くの人が訪れる観光地、ワットポーやワットプラケオに描かれている壁画ってどういう意味があるのだろう?何やらストーリー仕立てな感じだけど、一体、どんな話なの?そういえば、タイの古典舞踊演劇でも壁画に描かれていたような、お面をかぶっていた気がするけど、何か関係があるのかな?

 

 

 

こんな疑問に答えます♪

 

 ※ラーマキエンシリーズを読むのが初めての方はこちらのまとめ記事からご覧ください。

ラーマキエンシリーズまとめ記事

【ラーマキエン】知ってるとタイ人と仲良くなれる物語【まとめ】

全17記事にわたって詳細に「ラーマキエン」についてまとめてあります。

ラーマキエンについて知りたい方は必見です!

 

記事の内容

・タイ旅行前に知っておきたい壁画の物語『ラーマキエン』のストーリー

世界観崩壊バージョン!

ラーマキエンのお話はタイ人なら知っているのが常識と言うくらい、タイで有名な物語です。

またタイ旅行ではバンコクのワットポーやワットプラケオを観光で訪れる人が多いと思います。

そんなワットポーやワットプラケオなど、タイの寺院で頻繁に見かけることになる壁画の物語。

それが今回ご紹介する『ラーマキエン』です。

観光で寺院を訪れるほとんどのタイ旅行者は、壁画に描かれているものが何なのかすら解らない人が多いと思います。

ですが、実はこの壁画に描かれているラーマキエンと言う物語は、タイ人なら知らぬ人はいないと言うほど、超有名なお話なのです。

まさに・・・

『ラーマキエンを知らずしてタイは語れない!』

と言っても過言ではないくらいタイでは有名なお話です。

ゆきキャベツ
せっかく、タイ旅行でワットポーやワットプラケオを初めとした寺院を観光するのですから、そこで見られる壁画の物語『ラーマキエン』について、事前に知っておくべきでしょう。

壁画のお話『ラーマキエン』を知れば、ただ漠然と観光地を見て廻るよりも、より深くタイ旅行を楽しむことできます。

自己紹介

この記事を書いている私は、タイ旅行には何度も行っており、長い時には1ヶ月近く滞在することもあります。

タイにはトータル2~3年は滞在しており、タイ旅行での不安や疑問を良く相談されます。

そんな私も元々はタイ旅行初心者で、ワットポーやワットプラケオで見かける壁画の意味が解りませんでした。

とは言え、何度もタイ旅行を繰り返していれば、タイの寺院で頻繁に見かける壁画に描かれた何とも面白い『ラーマキエン』と言う物語ついて知ることができました。

また実際にタイ人と仲良くなるための、きっかけとしても『ラーマキエン』を話題にすることもあります。

ゆきキャベツ
初対面の外国人に「日本の桃太郎のお話って面白いよね!」と言われたら、どう思いますか?

日本人なら誰でも知ってる昔話を知ってくれてるってだけで、何となく親近感を感じますよね?

それと同じようにタイ人なら誰でも知ってる物語をあなたが知っていると言うだけで、何となく初対面のタイ人からも親近感を持たれてしまうわけです。

所要時間

この記事はほんの5分ほどで読めます。

『ラーマキエン』の物語を小学生でもわかるようなコミック仕立てにしています。

なので漫画を読むような感覚でスラスラと読んでいただけます。

記事全編を読み終わった頃には、タイの寺院で頻繁に見かける壁画の物語『ラーマキエン』についてわかるようになります。

ストーリーも、とても面白いのでぜひ読んで見てくださいね!

【ラーマキエン】世界観崩壊で描くラーマキエン!7

前回までのお話では・・・

トッサカンが倒され、ピペークが王になったランカー国は平和な時代が続いてました。

しかしピペーク王の子として育った『パイナスリウォン』が実は前王様であるトッサカンの忘れ形見であったことから事態は急変。

真実は知ったパイナスリウォンは実の父であるトッサカンのかたきを討つため、父の旧友であったマリワン国のチャクラワット王に援軍を頼み、なんとランカー国内でクーデターを起こし、ピペーク王を捕らえてしまいました。

そして自分がランカー国の王になることを宣言し、名前もパイナスリウォンから前国王トッサカンにちなみ『トッサピン』と変えました。

ランカー国のピペーク王派兵士のひとりが、この様子をものかげから見ており、どこかへ知らせようとしています。

はたして捕まってしまったピペーク王の運命やいかに?!

それでは『ラーマキエン』シリーズ記事の続きです!

どうぞお楽しみください♪

ラーマキエン24:ピペーク王が捕まった?!大変だー!アユタヤー国へ知らせるぞ~!

ランカー国のピペーク王が捕まり、その様子をものかげから見ていた兵士は、アスラパットのもとへ向かいました。

そしてパイナスリウォンとチャクラワット王が引き起こしたクーデターのことを知らせました。

アスラパット様~!

大変でございます~!

ランカー国軍ピペーク王派兵士
アスラパット
おや?

お前はおじいさまが治めるランカー国の兵士ではないか?

そんなにあせって、一体、何があったのだ?

アスラパット様!

大変でございます!

本日、ランカー国のパイナスリウォンがマリワン国のチャクラワット王の助けを借りて、クーデターを起こしました!

ランカー国軍ピペーク王派兵士
アスラパット
なに?!

ランカー国でクーデターだと?!

一体、なぜそんなことになったのだ?!

ハイ・・・

実はパイナスリウォンは現ランカー国王ピペーク様の子ではなく、前国王トッサカンの子であったようです。

そのことを知ったパイナスリウォンは、父のかたきとの口実でクーデターを起こし、ランカー国を乗っ取ったと言うわけです!

そして名前もパイナスリウォンからトッサピンと改め、自分が国王になることを宣言いたしました。(涙)

ランカー国軍ピペーク王派兵士
アスラパット
なんだって?!

パイナスリウォンはピペーク王の子ではなかっただと?!

それが理由でクーデターを起こしたと言うのか?!

父上!

大変でございます!

ハヌマーン
話は聞いておったぞ、アスラパットよ・・・

とんでもないことになってしまったな・・・。

アスラパット
ハイ!父上!

大変なことになってしまいました・・・

これからどういたしましょう?!

ハヌマーン
うむ!

こうしてはおれぬ!

このまま時が経てば、わが義父ピペーク王の命が危ない!

急いでアユタヤー国へ行き、このことをラーマ王子さまへ知らせるのだ!

 

こうしてランカー国の非常事態を知ったハヌマーンとアスラパットは、すぐにアユタヤー国へ向かいました。

 

ハヌマーン
オ~イ!わしだ~!

すぐに門を開けてくれ~!

急いでラーマ王子様へ知らせたいことがある~!

おや?

あれはハヌマーン様とアスラパット様ではないか?!

急ぎの知らせとは一体・・・?!

すぐに門を開けよー!

アユタヤー国兵士1
ハハ!
アユタヤー国兵士2

 

ところ変わって、アユタヤー国城内・・・

 

ラーマ王子
ハヌマーンよ?!

アスラパットまで一緒に?

ずいぶん急いで来たようだな?!

ラーマ王子!

一大事でございます!

ハヌマーン
ラーマ王子
うむ?!

一体、どうしたと言うのだ?!

ハイ!

ピペーク王が治めているランカー国で大変な事態が起こりました!

実はピペーク王の息子、パイナスリウォンはラーマ王子様が倒したトッサカンの忘れ形見だったのです!

そのことを知ったパイナスリウォンはトッサカンの旧友マリオン国のチャクラワット王に助けを求め、ランカー国でクーデターを起こしました!

ハヌマーン
ラーマ王子
なんだって?!

パイナスリウォンはトッサカンの子だったと言うのか?!

その上、クーデターとは・・・

ではピペーク王は今、どうしているのだ?!

ハイ・・・

ピペーク王は今、妃モントー様と共に捕らえられております。

一刻も早く、助け出さなければ、王の命もあやういかと・・・

ラーマ王子様!

どうかランカー国王であり、私の義父でもあるピペーク王を助けていただけないでしょうか?!

ハヌマーン
ラーマ王子
うむ!

安心しろハヌマーン!

すぐにランカー国へ軍勢を送り、ピペーク王を助けに向かわせるぞ!

誰か!

わが弟、プロット王子とサトル王子を呼んできてくれ!

ハハ!すぐに呼んでまいります!
アユタヤー国兵士1

 

そして・・・

 

プロット王子
兄上!

話は聞きましたぞ!

大変なことになりなしたな・・・。

サトル王子
急がなければなりません!

早くピペーク王を救出しなければ!

うむ!

わかっている!

プロット王子とサトル王子、お前たちふたりを呼んだのは他でもない。

すぐに軍勢をまとめ、ピペーク王を助けにランカー国へ向かってくれ!

ラーマ王子
プロット王子
わかりました兄上!

お任せください!

サトル王子
私たちが力を合わせれば、トッサピンもチャクラワット王もきっと倒せるでしょう!

すぐにピペーク王を助け出して見せます!

プロット王子!サトル王子!

猿の軍団を引き連れ、私も加勢いたしますぞ!

アスラパットよ!

すぐに猿の軍団にランカー国へ進軍することを伝えよ!

ハヌマーン
ハイ!父上!

すぐに知らせてまいります!

アスラパット

 

こうしてピペーク王を救うため、ランカー国へアユタヤー国から軍勢が派遣されることになりました。

はたしてトッサピンとチャクラワット王を見事倒し、ピペーク王を救出することができるのか?!

 

ラーマキエン25:ピペーク王を救い出せ!困難を乗り越え向かえ!ランカー国へ!

アユタヤー国を出発したプロット王子とサトル王子、そしてハヌマーン率いる猿の軍団は一路、ランカー国へ向かっていました。

その道のりは険しく、多くの困難に直面しました。

 

大変です!

プロット王子!

アユタヤー国兵士1
プロット王子
ん?!なんだ?!

どうしたのだ!

目の前に深い谷があり、これだけの数の兵士をランカー国へ渡すのは困難です!

どういたしましょう?

アユタヤー国兵士1
プロット王子
やや?!

本当だ!

これでは兵隊たちを渡らせるのは無理だ・・・。

谷を迂回していては時間が掛かる・・・

それではピペーク王を救えなくなるかも知れない・・・

さてどうしたものか・・・?

プロット王子!

われわれ、猿の軍団にお任せください!

オイ!兵士たちよ!

誰かこの谷を渡れるように橋を架けよ!

ハヌマーン
ウキキー!

私におまかせをー!

キキキー!

猿の兵士ニラパット

 

そう言うと猿軍団のニラパットと言う兵士が深い谷にしっぽで橋を架けました。

 

※この壁画は別の場面でハマヌーンがしっぽで橋を架けるシーンです。

ハヌマーンたち猿の軍団は不思議な力を使い、大きくなって橋を架けることができるのでした!

ゆきキャベツ
凄いぞ!猿の軍団!

孫悟空もビックリだ!

 

こうして多くの困難を乗り越えたプロット王子とサトル王子、そしてハヌマーン率いる猿の軍団はランカー国へ辿り着いたのでした!

 

ラーマキエン25:ピペーク王の運命はいかに?!トッサピンを打ち倒せ!

ランカー国へ辿り着いたプロット王子たちはピペーク王を救うべく、すぐに攻撃を開始しました。

 

プロット王子
よーし!

みなの者ー!

私に続けー!

一気に攻め落とし、ピペーク王を救うぞー!

サトル王子
兄上に続けー!

遅れを取るなー!

アユタヤー国兵士1
ハハー!

暴れますぞー!

アユタヤー国兵士2
おおー!

続けー!

 

ハヌマーン
さあ、猿の軍団よー!

われわれも続くぞー!ゆけー!

アスラパット
おじいさまー!

どうかご無事でー!

スクリープ
トッサピンめー!

許せぬぞー!

猿軍団
ウキキキキキー!

続けー!

 

怒濤のごとく攻め始めるプロット王子とサトル王子!

そしてハヌマーンたち猿の軍団!

不意を突かれたトッサピンは大いに慌てました。

 

トトッ!トッサピン様!

たたた!たいへんでございます~!

ランカー国の昔からの家来
トッサピン
騒々しいぞ!

なにごとだ!

こっちは早くランカー国の体制を整え、ラーマ王子を滅ぼしにアユタヤー国へ攻め上らねばならんのだぞ!

それはわかっております!

しかしそのアユタヤー国がたった今、攻め込んできたのでございます!

トッサピン様!

どういたしましょう?!

ランカー国の昔からの家来
トッサピン
なんだと?!

なぜこんなに早くクーデターのことがわかったのだ?!

クソー!

こうなれば、反撃して返り討ちにするしかない!

急いで兵隊を集め、反撃するのだ!

わかりましたー!

すぐに反撃を開始します~!

ランカー国の昔からの家来

 

こうして反撃を開始したトッサピンとランカー国のクーデター軍でした。

しかしプロット王子たちアユタヤー国側の攻撃は凄まじく勢いは一向に衰えません。

 

プロット王子
みなの者ー!

攻撃の手をゆるめるなー!

一気に突き進み、トッサピンを倒すのだー!

サトル王子
まかせてくれ兄上ー!

いくぞー!

うおおおおおおおー!!!

ひぇぇぇ~!

これはかなわない~!

逃げろ~!

ランカー国クーデター軍1
あ!おまえ!ずるいぞ!

むむむ~・・・もうダメだぁ~・・・

俺も逃げるぞ~・・・

ランカー国クーデター軍2

 

プロット王子たちの激しい攻撃により、トッサピン率いるランカー国クーデター軍はどんどんと撃退されていきました。

そしてついにトッサピンを追い詰めることに成功しました。

 

プロット王子
さあ追い詰めたぞ!トッサピン!

まだ抵抗するか?

まあ、これだけの数に立ち向かってもかなうはずはないがな!

サトル王子
やりましたね兄上!

ついにトッサピンを追い詰めました!

ひぇぇ~!

トッサピン様~

どうしましょう~?!

ランカー国の昔からの家来
ククク・・・クソォ~・・・

(マリワン国まで逃げれば、まだなんとかなるはずだ~

どうやって逃げだすかぁ~?!

よし!すきを見て逃げだそう!)

トッサピン
ハア!

トリャー!

ハヌマーン
な?なんだぁ?!

うわーーー?!

トッサピン
ワッハッハー!

プロット王子!

トッサピンを捕まえましたぞ!

ハヌマーン
わわわ~!

もうダメだ~!

逃げろ~!

ランカー国の昔からの家来
逃がすかー!

このー!(ガツン!)

アスラパット
キュ~・・・(バタン)
ランカー国の昔からの家来
プロット王子
ワッハッハッハー!

よーし!

あとはピペーク王を助けるだけだー!

 

こうしてトッサピンたちはあっさりと捕まり、牢に閉じ込められていたピペーク王は助け出されました。

さらにトッサピンたちはランカー国中を引き回されることになり、その後は・・・

 

プロット王子
覚悟しろ!トッサピン!

残念だがトッサカンの息子とわかった以上、生かしておくわけにはいかぬぞ!

ハヌマーン
(残念だが、仕方あるまい・・・)
チクショー!

もう少しで世界は俺のものだったのにー!

(ズバァー!)

くくく・・・無念・・・(バタリ)

トッサピン
ピペーク
あぁ・・・

パイナスリウォンよ・・・トッサピンなどと名を変えて、なぜこんなことに・・・

私はお前のことを本当の息子だと思っていたのに・・・

 

こうしてトッサピンは処刑されてしまいました。

トッサカンの息子であることがわかり、父譲りの野心から平和を乱そうとした罰なのでしょうか。

助け出されはしたものの、実の息子と思い育ててきたピペーク王の気持ちは複雑だったことでしょう・・・。

 

プロット王子
さあ!ランカー国はこれでカタがついた!

次はマリワン国へ向かうぞ!

トッサピン同様、チャクラワット王もこのままにしておけぬ!

サトル王子
ハイ!兄上!

この勢いでチャクラワット王も滅ぼしてやりましょう!

ハヌマーン
さあ!猿の軍団よ!

われわれも続くぞー!

もうひとふんばりだー!

猿軍団
ウキキキキーーー!

 

こうしてトッサピンを倒し、ピペークを救出したプロット王子たちでした。

次はいよいよマリワン国へ向かいますが・・・?!

果たしてチャクラワット王を倒すことができるのでしょうか?!

 

【ラーマキエン】世界観崩壊で描くラーマキエン!7:まとめ

いかがでしたでしょうか?

トッサピンを倒し、無事にピペーク王を救い出したプロット王子とサトル王子!

そしてハヌマーン率いる猿の軍団は、そのままの勢いでマリワン国へ向かいました!

果たして強力な力を持つチャクラワット王を倒すことができるのでしょうか?!

 

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はじめまして。 当ブログへようこそ♪ このブログでは、おもに宇宙・仏教の教え・都市伝説・オカルト・歴史、不定期でタイ旅行の情報などの記事を書いています。 どれも著者が好きなものです。 割とあまのじゃくなので、普通じゃない何かをやってやろうと必死こいてますが結局、空回りしてあさっての方向に行きがちです。 あさっての方向には、何があるのかはわかりませんが、進んだ先に行き着く場所が気になる方の為に、このブログは存在しているのかも知れません。 予想ではきっと、素晴らしいあさっての世界が待ち受けているはずです。 さあ、ご一緒にあなたもあさっての世界にまいりましょう。

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