あなたは『アンネリーゼ・ミシェル』と言うドイツ人の少女をご存じだろうか?
彼女は『悪魔に取り憑かれた少女』として有名な女性です。
映画「エクソシスト」などでもお馴染みの悪魔憑き・・・
日本でも悪霊やキツネに取り憑かれるといった、いわゆる心霊現象ではと思われているたぐいものです。
そんなことが科学の発展したこの現代社会の中で起こるものなのか?!
今回は悪魔に取り憑かれてしまったドイツの少女『アンネリーゼ・ミシェル』にまつわるオカルト的なお話をお伝えします。
アンネリーゼ・ミシェルはごく普通の穏やかで優しく美しい少女であった・・・
そんな彼女が、ある日を境に徐々に変貌していった・・・
はたして彼女は本当に悪魔に取り憑かれてしまったのか?!
それともただの精神的な障害だったのか?!
ドイツではのちに『アンネリーゼ・ミシェル事件』として、裁判沙汰にもなったんだ!
この記事では、その辺についてもすべて伝えていくよ!
※この記事には、ややショッキングな画像も含まれますので、ご注意ください。
※アンネリーゼ・ミシェルの記事は全2回に分けてお伝えします。
この記事は第1回目の記事です。
※なお、途中でブラウザーのバックボタンを押すと、あなたの夢に悲しげに泣く仏さまが出て来て眠れぬ夜を過ごすことになりますので、ご注意ください。(適当)
【オカルト】アンネリーゼ・ミシェル/悪魔に取り憑かれた少女
まずは彼女の生い立ちから、順番に伝えていくぞい!
そんな彼女が、どれほど変わってしまったのか?!
のちほど悪魔に取り憑かれた彼女の実際の音声なんかも、紹介していくよ(怖)
【アンネリーゼ・ミシェル】生い立ち・・・ごく普通の少女だった・・・
これといった特徴のない町で、大きな教会が少しあるくらいのドイツの片田舎じゃ。
彼女はごく普通の娘であったが、キリスト教に深く帰依し、両親と同じく敬虔なカトリック教徒であった・・・
少しデリケートなところはあったが、同じ年頃の女性たちがそうであるように、おおらかで親切、横柄なところなど少しもない女性だったようじゃ・・・
のちにアンネリーゼ・ミシェルの母アンナは彼女のことを・・・
「とても利発な子で学校の先生や(通っていた大学の)教授たちは、あの子を良く褒めてくれた」
とも語っている・・・
【アンネリーゼ・ミシェル】可憐な少女を襲った突然の病?!本当に病気だけが原因だったのか?!
その症状とは身体が異常に痙攣し、震えが止まらなくなると言うものであった。
そんな彼女を見かねた両親は、すぐに病院に連れていったそうじゃ・・・
そして彼女は「側頭葉てんかん」と診断された・・・。
その後、医者から処方されたてんかん薬を服用したところ、しばらくは症状が抑えられていた・・・
しかし・・・
いつしか明らかに病気のてんかんとも違う、これまでになかった症状にも襲われるようになったそうじゃ・・・
それっててんかんではなかったってことなのかな?!
病気である「てんかん」の症状は、通常、身体がこわばり、痙攣を起こしてしまうと言うものじゃ・・・
しかし彼女の症状は、そのほかに有りもしない幻覚を見たり、身体が何かに持ち上げられ、何度もベッドに叩きつけられることもあったそうじゃ・・・
さらに、どう考えても普通の女性が出せるとは思えないほどのもの凄い力で、無理やり身体を動かされたりしたようじゃ・・・
もちろん彼女の意思とは関係なくの・・・
【アンネリーゼ・ミシェル】いくつもの病院を転々とするも、症状は一向に改善せず・・・
そこで彼女の両親は、別の病院でも診てもらうことにしたそうじゃ・・・
そこでも同じような診断が下され、治療が続けられた・・・
しかし彼女の症状は改善することはなく、時間が経つに連れて逆にどんどん酷いものになっていった・・・
ここまで来ると、もはや病気の「てんかん」とは明らかに違っているのみならず、さらに酷い症状に悩まされた・・・
それはもう悪魔に取り憑かれているとしか思えないほど、酷いものだったようじゃ・・・
一体、彼女はどうなったの?!
【アンネリーゼ・ミシェル】悪魔に取り憑かれたとしか思えない言動や行動をするようになった・・・
アンネリーゼ・ミシェルはやがて、家にいるクモやハエを食べてしまったり、自分自身が垂れ流した尿を床に口をつけてすすり飲んだり、衣服を引きちぎって犬のように床を這いずり回りながら、丸2日間吠えたり、死んだ鳥の頭を丸呑みすると言うような奇怪な行動をするようになった・・・
さらに彼女は、とても本人の声とは思えない、おぞましい声で汚い言葉を吐き、なぜか彼女が知るはずもないラテン語を口にするようにもなっていたのそうじゃ・・・
行動はどんどん攻撃的なものにも変わっていたが、なぜか彼女が正気を取り戻した時には、それらの行動をよく覚えていなかったそうじゃ・・・
いつしか彼女自身も自分は悪魔に取り憑かれているかもと思うようになった・・・
そしていつしか幻覚や幻聴にも悩まされ、実際に悪魔の姿を見たり、ささやき声が聞こえて来たりしたそうじゃ・・・
「おまえは呪われている・・・」
「地獄で腐っていく・・・」
悪魔は彼女に、こんなささやきをしたそうじゃ・・・
これにより彼女は、精神的にも追い詰められ、自傷行為を繰り返すようにもなってしまった・・・
そのことで彼女は、さらに医者から「精神分裂症」や「うつ病」とも診断され、てんかんの薬のほかに、抗精神病薬による治療も受けるようになった・・・
そこまでいくと、もう自宅での療養は出来ず、彼女は精神科の病院に1年ほど入院したようじゃ・・・
【アンネリーゼ・ミシェル】聖なる品々を避けるようになったアンネリーゼ・ミシェル・・・
挙げ句の果てには、聖人と言われる人物が写った写真や肖像すら見ることが出来ず、避けるようになってしまった・・・
敬虔なキリストカトリック教徒であった彼女がじゃ・・・
虫を食べたり、自分の尿をすすったり、悪魔の声や姿を見たり、十字架や教会まで避けるようになったって言うのは、普通じゃ考えられない異常な行動だよ・・・
ホントに悪魔に取り憑かれたとしか思えないね(怖)
さらに彼女はある日、家族や友達とキリスト教の聖地と言われていたイタリアのサンダミアーノと言う場所にあるキリスト教修道院へ巡礼に訪れたそうだ・・・
しかしそこで、彼女は十字架が掲げられた入口を通り抜けることが出来ず、また聖なる泉とされる井戸の水を飲むことも出来なかったらしい・・・
これを見た両親・・・そしてアンネリーゼ・ミシェル自身も、自分は悪魔に取り憑かれていると確信したそうじゃ・・・
【アンネリーゼ・ミシェル】悪魔に取り憑かれたと確信し教会に救いを求めるが・・・
むしろ、逆にどんどん悪くなってさえいた・・・
ここに来て、アンネリーゼと両親は、これ以上の病院での治療をあきらめ教会に救いを求めることにしたそうじゃ・・・
それで?!彼女はその後、どうしたの?!
彼女と家族は、それからいくつかの教会を訪れ、何人かの司祭に悪魔払いについて相談したようじゃ・・・
しかし、いずれの司祭にもことごとく断られ、病院での治療を続けるように言われてしまったそうじゃ・・・
教会に救いを求めたのに断れたの?!
なんで?!
どうやら悪魔払いをおこなうには、カトリックの司教と呼ばれる立場の者の許可が必要だったのじゃ・・・
そして、許可受けるには厳密に設定されたカトリック教会の基準を満たすことが条件だったそうじゃ(汗)
その基準を満たし、悪魔に取り憑かれていると認定されることでようやく、悪魔払いをしてもらえるようになると言うことのようじゃ・・・
でも断れたからと言って、諦めるわけにはいかないよね?
彼女はどうなったの?!
アンネリーゼとその家族はその後も、悪魔払いをしてもらえるように何人もの神父を訪ね歩き相談してまわった・・・
そしてかねてから親交のあったひとりの神父が親身に相談に乗ってくれたそうじゃ・・・
その者の名はエルンスト・アルト(Ernst Alt)神父と言った・・・
【アンネリーゼ・ミシェル】本格的に悪魔払いが開始される・・・
左のヒゲを生やしている方がエルンスト・アルト神父・・・
右が悪魔払いの儀式を執りおこなったエクソシストであるアルノルト・レンツ(Arnold Renz)神父じゃ・・・
アルト神父はその時の様子をのちにこう語っている・・・
「彼女はてんかんのようには見えなかった」
「てんかんの発作も見受けられなかった」
アルト神父はすぐに「彼女は悪魔に取り憑かれている」と判断し、地元の司教であるヨーゼフ・スタングル司教に悪魔払いを許可するよう進言した・・・
下記画像の人物がヨーゼフ・スタングル司教じゃ・・・
そして許可がおりないまま、さらに2年の月日が経った・・・
その間にもアンネリーゼ・ミシェルの症状はどんどん悪化しており、さらに激しい異常行動をするようになった・・・
おかしくなった彼女は今まで学んだこともないラテン語のほかに、古代語と思われる不可思議な言語で怒鳴るように話すようにもなってしまったそうじゃ・・・
さらに十字架像を壊し、イエスキリストが描かれた絵を破り、ロザリオを引き離そうとして、何時間も家の中で叫び続けたりもしたようじゃ・・・
今まで悪魔払いの許可を拒否していたヨーゼフ司教も、ここに来て、ついに折れた・・・
ヨーゼフ司教は悪魔払いをおこなうエクソシストであるアーノルド・レンツ神父がアンネリーゼ・ミシェルに対し、1614年のエクソシズム(悪魔払い)の儀式書にある「リトゥアーレ・ロマヌム」と言う儀式をおこなうことを承諾した・・・
ただし、「秘密裏におこなうこと」と言う条件付きだったようだがの・・・
こうしてアンネリーゼ・ミシェルの悪魔払い(エクソシズム)の儀式がおこなわれることになったそうじゃ・・・
【アンネリーゼ・ミシェル】エクソシズム・・・悪魔払いの儀式とは?!
この時にはもう、アンネリーゼ本人も、彼女の両親も医学的治療での回復をあきらめ、悪魔払いの儀式のみに頼ることにしたようじゃ・・・
この儀式は67のセッションに分かれており、1975年から1976年にかけて約10ヵ月間、1週間に1~2回のペースでおこなわれた・・・
1回のセッションは最高4時間ほど掛かるもので、悪魔と対話しながら、悪魔に彼女を解放するよう命じると言う感じだったようじゃ・・・
「悪魔よ去れ~!出て行け~!」
と言って命令するような感じだったのかな?!
そのような感じで悪魔払いの儀式が続いていたが・・・
その儀式によって、どうやら彼女の身体には6人の悪魔が取り憑いていることが判明したそうじゃ・・・
【アンネリーゼ・ミシェル】彼女に取り憑いた6人の悪魔の正体とは?!
伝説上の存在もいれば、近代で悪魔的所業をおこなった人物も含まれていたようじゃ!
・ルシファー
元は天使であったが、堕落してサタンとなったと言われる地獄の王。
・カイン
創世記アダムとイヴの息子。兄弟であるアベルを殺害したことにより、人類最初の殺人者とされている。
・ユダ
キリストに使える12使途のひとりであったが、のちにキリストを裏切ったため、キリスト教からは忌み嫌われる存在として扱われている。
・ネロ
キリスト教徒を迫害し、暴君と恐れられたローマ皇帝。
・ヒトラー
ユダヤ人虐殺などをおこなった独裁者。
・バレンティン・フライシュマン
1572年から1575年にかけてドイツのエットレーベンと言う地区の司教を務めるほどの者であったが、堕落した聖職者であったと言う不名誉な記録も残る。
女、酒、暴力を好み、司教館で撲殺事件を起こした。
また妻を持つことを禁じられている身であるにも関わらず、4人の子供を持っていた。
何か特定できる特徴的なことを言ってたりしたのかな?
どうやら儀式でそれぞれの悪魔が話した内容によって、判断したようじゃ・・・
ヒトラーについては、頻繁に「ジーク・ハイル」と言うセリフを繰り返したそうじゃ・・・
日本語字幕はないが、実際の音声を下記に載せておくぞい!
通常時のアンネリーゼ・ミシェルの声も入っているから、悪魔に取り憑かれている時の声との比較も出来るぞい!
※こちらは出どころが確認できず不明なため、あとから作られたフェイク映像の可能性もあります。
【アンネリーゼ・ミシェル】悪魔に取り憑かれ命を落とす・・・アンネリーゼ・ミシェル
悪魔は無事に追い出せたのかな?
先に結論を言ってしまうと、残念ながら彼女は悪魔に取り憑かれたまま、命を落とすことになってしまった・・・
彼女は10ヶ月におよぶ儀式の期間中、食事を摂ることを拒み、最終的に1976年7月1日、極度の栄養失調と脱水症状で亡くなったそうじゃ・・・
彼女は悪魔に取り憑かれ、生涯を通して苦しみ、わずか23歳と言う若さでこの世を去った・・・
食事を摂らなくなった理由は、どうやら彼女から追い出されそうになった悪魔が、頑として抵抗した結果、彼女の命を奪うことを目的に絶食を強行したと言うことのようじゃ・・・
絶望的な展開だね・・・
悪魔の恐ろしさを感じるよ(怖)
実はこの話には後日談があって、さらに救いのない展開が待ち受けている・・・
少々長くなってしまったから、次回にその辺の後日談と、この話に関連する話もしていくことにしようかの・・・
↓↓↓ 続きはこちら!↓↓↓
【オカルト】アンネリーゼ・ミシェル/悪魔に取り憑かれた少女【1】:あとがき
「本当に悪魔に取り憑かれていたのか?!」
と言った悪魔の存在について、裁判にまで発展してしまったんだ?!
その辺についても、かなり興味深い内容だよ!
だから!次回もまた絶対見に来てくれよな!
次にオススメの記事!