オカルト・怖い話

『竹林にある小屋の幽霊』怖い話シリーズ77

2020年9月4日

とある若者が体験した怖ろしい話・・・

『竹林にある小屋の幽霊』

小学校の側にある竹林・・・

その竹林には木造の古い小屋がポツンとあると言う・・・

ある日、2人の小学生がその小屋へ興味本位で向かうと・・・

今回は怖ろしい怪談話『竹林にある小屋の幽霊』をお伝えします。

怖異 恐子
皆さん、こんにちは・・・

毎度おなじみ心霊界の石原さとみこと、コワイキョウコです・・・

竹林・・・

私、竹林・・・というか竹藪?って嫌いです・・・

なぜかって?

それは・・・蚊に刺されるからです(汗)

誰かといっても、必ず、私ばっかり刺される(汗)

蚊に刺されやすいタイプなんでしょうね・・・(汗)

それでは怖い怖い怪談話・・・

『竹林にある小屋の幽霊』

どうぞお楽しみください・・・

※このお話は5分ほどで読むことができます。

『竹林にある小屋の幽霊』怖い話シリーズ77

 

小学校の頃の話です。

おいらが行ってた小学校の側に竹林があって、そこには怪しい人が出るから行っちゃ駄目ですって言われてたのね。

俺は結局、行かずじまいやったんやけど結構周りは行ってる人が多くて、みんな・・・

 

「変な小屋があって浮浪者が住んでる」とか

「小屋があって扉がどうしても開かない」とか

 

まあ要は木造の古い小屋が一つぽつんとあるって、みんな共通して言ってました。

何時の間にかその小屋に行った、という事実は「勇気のある奴」のステータスみたいな感じになって悪ガキ連中は、みんな行こうとしてた記憶があるっす。

んである日、O君って奴とUって奴が二人で「行こう」って話になったらしいのね。

両方一応、友達だったんだけど。

まあ行く奴はもうみんな行ってて、今更行くのは言わば遅れ馳せながらって感じやったんやけど。

 

放課後やったかなぁ?

記憶あいまいでスマン。

とにかく放課後二人して行ったらしいです。

つーか行きました。

この辺は後で、人づてに聞いた話と俺の想像。

 

とにかく小屋に向かった二人は、深い竹林の中を例の小屋捜して歩きます。

遠目には小さい竹林やったのに、ちょっと入ったらすごい暗かった記憶があります。

あれは不思議やった。

そんで二人、小屋は例のごとく発見したらしいです。

んで、すぐ入ってみようって話になったんやと。

木造の扉を開けて中に入ったんですが、先に入ったUが「うわ、やべ!」って思ったらしいです。

 

中で人が首吊って死んでたんやと。

そんでどうしよとか思ってたら、突然後から入ってきたO君がすごい声で叫び出したらしいです。

 

「お母さん!!」って。

 

叫び続けるO君を置いてUはダッシュで逃げたらしいです。

そん時俺は学校のグラウンドでみんなとドッチボールか何かやってて、そこへUがダッシュでやって来たんすよ。

グラウンド越しに見える竹林の方角から。

めっちゃでかい声で「O君のおかんが死んでる!」って言いながら。

あん時は凍りました。

 

その日はすごい騒ぎになったと思いますがよく覚えてないっす。

とにかくO君はその日から学校来なくなって、そんで結局一度も顔出さないまま転校していきました。

ここまでは記憶の限りマジ話。

多少の間違いはあると思うけど。

問題はここから。

 

ありがちな話っす。

「あの小屋に幽霊が出る」って話になるんすよ。

その自殺以来、本当に行く奴はめっきり減って、みんな行きもしないのにキャーキャー言ってました。

まあ俺もそうか・・・。

当時物知りの方だった俺は、首吊り死体がすさまじい状態になるって何かで知ってたので、それを詳しくみんなに話してました。

おもしろ半分に。

 

みんなまたそれを聞いて騒ぐわけですよ。

「首吊り女の霊が出る」って。

そんである日、また別の友人Sに誘われたんすよ。

「お前、そんなに霊に詳しいんやったら見に行かん?」て。

俺はビビリだったんで速攻断ったんですが、後で話を聞かせてもらう約束はしました。

 

Sは結構仲間内でも悪い方で、奴なら本当に行くと思ったので。

そんで何人かで本当に放課後例の小屋を見に行ったらしいです。

次の日・・・

学校に行った頃には俺はもうそんな話すっかり忘れてたんですが、Sがその日すんげー暗かったのね。

いつも騒いでばかりの問題児が。

それで俺も昨日の事思い出して「本当に行ったの?」って聞いたんすよ。

そしたら「うん」ってそれだけ。

 

いつもなら自分から、がーって喋るはずのSがすごい大人しかったんで「これはマジで出たか!?」って思ってその日一日Sにべったりくっついて根掘り葉掘り聞いてたんですよ。

「昨日小屋で何があったか」を。

今考えると嫌なガキだな(W

ところが何聞いても教えてくれない。

「何か見たの?」には「うん」って言うけど・・・

「何を見たの?」は答えてくれない。

例えハッタリでも「すごい顔した女の幽霊見た」とか言うじゃないですか?

俺はもう「Sは本当に幽霊を見たんだ」って思って興奮して・・・

「どんな幽霊か、どんな感じしたのか」って結局放課後までずっと聞いてました。

 

そしたら遂にSが「誰にも言うなよ、そんであそこには絶対行くな」って言い出しまして。

そん時、俺がどんなに嬉しかったかはわかると思います。

Sが言ったのは一言だけです。

「扉開けたら中にすげー声で叫んでるO君がいた」って。

オチらしいオチはありません。

 

Sはその後二度とその話はしてくれないし、俺もおもしろ半分で人に怖い話をする事は減りました。

小屋のあった竹林は潰されて今は筆ペンを作る工場が建ってます。

転校していったO君がその後どうしてるかは誰も知らないし、俺は一回だけ見せてもらったO君の妹の顔を時々思い出すだけです。

これが俺が小学校の時あった洒落にならない怖い話です。

多少脚色は入ってますが、大体事実です。

何か怖い話を求めてたみなさん少しは満足されましたか?

 

後日談

あの話、大筋は実体験込みの実話であると述べましたが、今回ちょっとマジでシャレにならない経験をしたので、あわせて投稿します。

誰か嘘だと突っ込んでくれ。

 

先々週末、お酒を随分飲んで帰る機会がありまして、その日普段と違う帰り道を夜中べろんべろんに酔って、一人で歩いて帰ったんですよ。

あ、どっかで「竹林で」の話は読んでおいて下さい。

これは後日談ですので・・・。

 

その道は僕が通っていた小学校の裏道に当たり、もうかなり長い間使った事が無かったんですよ。

川を挟んだ向こうには工場が建っていました。

あの竹林の跡地に・・・。

工場が目に入った瞬間、ちょっとぶるっと来ました。

何しろ、あの忌まわしい事件の顛末を事もあろうに2ちゃんねるに書き込んだという前科が自分にはあったので。

 

考えないようにしていたのですが何の気まぐれか、もう絶対通らないと決めていた道を通ってしまったんですよね。

もうすっかり暗くなって、工場の外灯の薄暗い光しか見えない。

そこで僕は見てしまったんですよ、あの竹林が潰されずに残っているのを・・・。

十数年前のあの事件以来、友人の忠告通り竹林には行かず傍を通る事すら無かったんですよ。

それでどうやら記憶が勝手にねじまげられていたようです。

竹林は無くなってなどいなかった・・・。

 

普通の状態なら速攻ダッシュで逃げてたんでしょうけど、何しろ酔ってましたから。

変な使命感もあったんでしょうなぁ、馬鹿だ。

向こう岸に渡れる古いコンクリートの橋があって何を考えたか渡ってしまったんですよ、竹林に行くために。

小学校のとき、みんなが肝試しに使っていた竹林。

僕自身は初めて来ます。

 

あの事件の前にちょっと遠目に見た事があるくらいでした。

大人になった今、外から見ると随分小さく見えました。

竹林を囲むようにびっしりと緑色の壁が覆っているように見えていて、近くまで寄ってそれが周囲に配置されたフェンスに群生するシダのような物だとわかりました。

足はふらふらでしたが、僕はフェンスをさっくり乗り越え竹林の中に入りました。

何かに魅入られていたとしか思えないっす。

 

やたら草が茂っていて中は真っ暗でした。

それでとりあえず工場の外灯に向かって進みました。

するとすぐ傍に、小屋がありました。外からはまったく見えないのに・・・。

さすがに足は止まりました。

本当にあるとは。そしてまだ残っているとは。

ここでO君の母親が・・・。

無意識のうちに手を合わせました。

 

そして止せばいいのに小屋に入ろうと思ってしまったのですよ。

あの話を不特定多数の人に話した(書いた?)

最早まったくの部外者とは言えない・・・

 

すっきりするためにも自分は中を確認する必要がある。

そう思って・・・多分。

いや酔っ払いは、そこまで考えないですか。

扉は横引きの木戸で、鍵はかかってない(そもそも本当に小屋がボロい)のに妙に重かったです。

一気に引いて中を覗き込みました。

 

小屋の中は真っ暗で最初何も見えない。

僕は小屋の中に入り、すぐに何かにつまずきました。

倒れこそしなかったものの、よろよろとそのまま小屋の中奥深くにまで進んでしまいました。

あちこちで何か硬い物が足に当たります。

しばらく何も見えなかったんですが、目が慣れるに従って僕は・・・

小屋の中、そこかしこにびっしりと林立する異常に大量の地蔵がある事に気がつきました。

 

地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵
地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵
地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵地蔵

 

!!!

 

心臓が止まりそうになりました。

一瞬、地蔵が全部こちらを見ている!

と思って腰を抜かしそうになったのですが、彼らの視線は小屋の中の違う一点で結ばれていました。

何がある!?と思いそちらを見ましたがその空間には何もありません。

ただその空間の上方。

少し目を向けるとそこに小屋を貫くようにまっすぐの長い梁が存在し、それは人一人くらい簡単にぶら下げられそうなくらい太く・・・

僕はそこに「何があったのか」を容易に想像する事が出来て・・・

 

酔いと悪寒で吐き気が込み上げ、口元を抑える僕の耳にはっきりと「おかあさん?」という小さな声が聞こえました。

思わず振り向くと小屋の入り口、入ってすぐの所に立っているのは紛れも無く当時と変わらぬ姿のO君、その人!!

O君はまん丸の目をキュッと音が聞こえそうなくらいはっきりと歪め、そして・・・理解できたのです。

彼が(「すげー声で叫んでるO君が」)次の瞬間に叫び出そうとしているのが!

 

竹林からどのように抜け出たかはよく覚えていません。

気がついたら吐きながら、いつもの帰り道を全力で駆けていました。

それが二週間前?の事です。

腕とか傷だらけっす。

だいぶ悩みましたが多分、勘違いか夢だろうと思ったので、ここに投稿して全部無しって事にする事にしました。

南無・・・もう忘れます。

誰か理性的な突っ込みを下さい。

本当泣きそうでした、ここ最近・・・。

じゃ。

ごめんなさい、本当ごめんなさい。

 

『竹林にある小屋の幽霊』怖い話シリーズ77

怖異 恐子
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