オカルト・恐怖の殺人事件ファイル ディーディー・ブランチャード殺人事件・・・母は障害を持って生まれた愛する娘のために献身的な介護を続けていたが・・・その裏には恐るべき真実があった・・・

【ディーディー・ブランチャード殺人事件】捏造が招く親子の悲劇・・・

あなたは2015年のアメリカで、ある捏造により引き起こされた恐ろしい殺人事件をご存じだろうか・・・?

その恐ろしき殺人事件とは・・・

『ディーディー・ブランチャード殺人事件』

アメリカのある町に、生まれた時からいくつもの重い障害を抱えた可哀想な少女がいた・・・

その少女の母親は愛する娘のために、献身的な介護を続けていた・・・

母親いわく・・・少女の父親は麻薬とアルコールの中毒者であり、DVを働く虐待的な男だったことから結婚後、彼女は妊娠するものの子供が生まれる前に離婚したと言う・・・

そこから障害を持った少女と、その母親は苦労しながらも健気に・・・懸命に生きた・・・

そんな親子の身にある不幸な出来事が起こり、それがきっかけで親子は地元メディアの目に止まり、アメリカで多くの人々に同情されることになった・・・

その結果、親子の元にはいくつかの慈善団体を通じて、多額の寄付金が届くようになり、それによって暮らし向きも安定・・・

幸せな生活を送るようになった・・・

しかし2015年6月・・・

なんと、その少女の母親は何者かによって殺害されてしまった・・・

その殺害された背景には、少女と母親のある隠された真実があった・・・

そして、その真実の裏にはある捏造が関わっていたと言う・・・

少女の母親は、なぜ殺されてしまったのか・・・?!

※WARNING※

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【ディーディー・ブランチャード殺人事件】捏造が招く親子の悲劇・・・

ワットポーの仏
今回は思わずゾッとしてしまう、ある捏造によって引き起こされた凄惨な殺人事件・・・

『ディーディー・ブランチャード殺人事件』

この事件について伝えていくぞい?!

一体、なぜ重度の障害を持った娘を献身的に介護し、育てていた母親が殺害されてしまったのか・・・?!

まずは事件の概要少女とその母親の人生・・・

そして、凄惨な殺人事件が起こってしまうまでの事件の経緯・・・

さらに事件後に発覚した、彼女たち親子の隠された怖ろしい真実についても伝えていくぞい?!

その真実の中には、ある捏造が隠されていた・・・

この記事に関しては、当サイトオリジナル動画もあるよ!

読むのが面倒な人は動画でどうぞだよ~!

アスラパット

【ディーディー・ブランチャード殺害事件】事件概要・・・怖ろしき殺人事件の犯人は意外な人物であった・・・

ワットポーの仏
それでは始めていくぞい?!

まずは簡単に事件の概要から伝えていこう・・・

この事件が発覚したのは2015年6月14日深夜・・・

犠牲となったのは、いくつもの重度の障害を持って生まれたと言う娘の母親である・・・

『クローディーヌ・ディーディー・ブランチャード』

その娘の名前は・・・

「ジプシー・ローズ・ブランチャード」

このジプシーが、どのような障害を持っていたのかについてだが・・・

生前のジプシーの母親によれば、娘は早産によって受けた脳損傷のために「7歳児の知的能力」しか持ち合わせておらず、それに加え白血病、喘息 、筋ジストロフィーなどその他、様々な慢性疾患に苦しんでおり、さらに自力での歩行も出来ず移動は車椅子の使用を余儀なくされていたとのことじゃ・・・

下記、写真の人物が殺害された母親ディーディーと、その娘のジプシーじゃ・・・

画像引用:aminoapps.com

ワットポーの仏
この写真を見る限りと、とても仲の良さそうな親子じゃの~!

事件現場となったのはアメリカ・ミズーリ州スプリングフィールドと言う街の郊外にある、親子が暮らす自宅の一室・・・

ワットポーの仏
事件が発覚した当日、殺害されたディーディーは自宅の寝室にあるベッドの上で鋭利な刃物でメッタ刺しにされた状態で発見された・・・

その刺し傷は全身17箇所にもおよび、殺害現場となった寝室はまさに血の海と化していた・・・

そして、その自宅には共に暮らしていた障害を持つ娘ジプシーもいるはずであったが、なぜか姿が見当たらず、彼女が使っていた車椅子だけが残されていた・・・

そのこともあり事件が起こった当初、アメリカ国内では・・・

「犯行動機は娘ジプシーの誘拐ではないのか?!」

「ディーディーの元夫であり、ジプシーの父親である人物が連れ去ったのではないか?!」

「犯人は親子の元に寄せられた多額の寄付金を目当てに強盗に入ったが、自宅には金が置かれていなかったため、あとからジプシーを使って金を引き出すために彼女を連れ去ったのではないか?!」

などのような疑いの声が上がっていたそうじゃ・・・

しかし警察はそれらの声に振り回されることなく、殺害されたディーディーのフェイスブックページ上に残された、ひとつのメッセージに注目していた・・・

そのメッセージとは・・・

「クソ女は死んだ・・・」

つまり警察は犯人が被害者ディーディーを殺害後に、彼女のフェイスブックのアカウントを乗っ取り犯行声明として、このメッセージを残したのではないかとの疑いを持ったと言うわけじゃな(汗)

そしてのちの捜査の結果、逮捕されたのがこの人物・・・

「ニコラス・ゴドジョン容疑者」

彼は26歳の男性で自閉症を患っていたそうじゃ・・・

下記、写真の人物が事件の容疑者ニコラス・ゴドジョンじゃ・・・

画像引用:rollingstone.com

ワットポーの仏
警察は、このニコラス容疑者の自宅で凶器と見られるナイフや被害者ディーディーの財布を発見・・・

さらには事件後から行方不明となっていたディーディーの娘、ジプシーも男の自宅で発見され無事保護されたそうじゃ・・・

ここで普通に考えれば、このニコラス容疑者が何らかの理由でディーディー殺害後、娘のジプシーを拉致して、自宅に監禁していたのだろうと思うかも知れない・・・

しかし、事件の真相はまったく別のところにあった・・・

実はジプシーが男の自宅で保護されたあと、警察はそのジプシーを殺人罪で逮捕しているのじゃ?!

なんと、この事件の真相はディーディーの娘であるジプシーがネットで知り合ったニコラス容疑者に、母親の殺害を依頼したことが原因で起こった殺人だったのじゃ・・・

画像引用:Wikimedia

えぇ~?!

ちょっと待ってよ~(汗)

いきなり話がぶっ飛んだ方向にいっちゃってるけど一体、どう言うこと~?(汗)

ジプシーにとって見れば、障害を持った自分を懸命に介護しながら育ててくれた母親だったわけだよね~?

その母親を殺してしまったってこと~?!

むしろ感謝してもし足りないくらいだと思うけど、なぜジプシーはそんなことをしてしまったわけ~?!(汗)

この話だけじゃ全然、解らないんだけど一体、どう言うことなのかちゃんと説明してよ~(汗)

アスラパット

【ディーディー・ブランチャード殺人事件】事件の経緯・・・障害を持った娘とその母の生い立ち・・・

ワットポーの仏
ふむ・・・

それではここから殺害されたディーディーと、その娘ジプシーの生い立ちを話ながら、この事件の経緯を伝えていこうかの~・・・

1967年・・・

母親のディーディーはアメリカ・ルイジアナ州チャックベイと言う街で生まれた・・・

彼女は総勢8人の大家族の元に生まれ子供の頃はかなり気の強い少女だったようじゃ・・・

その後、大人になったあとは看護師として働き、24歳の時に結婚・・・

お相手は17歳のロッド・ブランチャードと言う男性で、この人物との間に子供が出来てしまったことで結婚することになったそうじゃ・・・

こうしてディーディーは子供も授かり、幸せな家庭を築いていくかに思われた・・・

しかし、その後、ディーディーと夫のロッド子供が生まれる前に離婚してしまったようじゃ・・・

なぜ離婚してしまったのか・・・?

その理由として、ディーディーは・・・

「夫のロッドは麻薬とアルコールの中毒者であり、たびたび暴力を振るったから・・・」

と周囲に語っていたそうじゃ・・・

そして、離婚後の1991年7月27日・・・

ディーディーは身ごもっていた子供を無事出産・・・

その時に生まれた子供が、ジプシーじゃ・・・

母親ディーディーによれば、ジプシーは早産だったことで頭蓋骨の発達に心配な点があり、時には睡眠時無呼吸症候群に陥り、病院へ担ぎ込まれることもあったと言う・・・

そしてジプシーが7歳の頃、ディーディーは彼女を連れてオートバイに乗っていたが、その時に接触事故を起こしてしまい、それによりジプシーは膝に怪我を負ってしまった・・・

この怪我についてディーディーは・・・

「怪我の適切な治療のためには、いくつかの手術が必要であった・・・」

と語り、それ以来、ジプシーは車椅子での生活を余儀なくされたそうじゃ・・・

さらに娘の健康状態では学校に行くのは難しいとして、ジプシー小学2年生の時に母親ディーディーの意向で学校に通うのも辞めたようじゃ・・・

その後もディーディーは娘のためにと、さまざまな医療の専門家を訪ねジプシーが患っているとする病気の治療法を探すことに、多くの時間を費やしていたそうじゃ・・・

彼女によれば、ジプシーが患っていた病気は聴力や視力などの問題をも含むようになり、さらにその後、筋ジストロフィーの兆候まで見られ、ついには白血病まで患ってしまったと言う・・・

このような状態だったため、ディーディーは日常的にジプシーを救急救命をおこなう病院に連れて行き、数度におよぶ手術をおこなうに至ったようじゃ・・・

ジプシーはこの間、どんどん容態が悪くなり呼吸は酸素ボンベでおこない、食事は栄養チューブで子供用の液体栄養補助食品を直接、胃に流し込まれ歯は唾液腺の欠損と抗発作薬の副作用により前歯の大部分が虫歯になったため抜かれてブリッジに換えられた・・・

さらに耳に炎症が出来たことが原因でおびただしい感染症に掛かるリスクがあると言うことで、それを抑制するために耳にはチューブまで埋め込まれたようじゃ・・・

下記の写真は、それら数々の手術や治療がおこなわれた際に撮られた写真の1枚じゃ・・・

画像引用:filmdaily.co

ワットポーの仏
このような感じでジプシーの病気、そして障害はどんどん増えていき、まさに親子は不幸のどん底だったと言う・・・

そんな不幸のどん底にいた親子だったが、ここでさらに追い打ちを掛けるような悲劇が襲った・・・

それは2005年8月・・・

彼女たち親子が住んでいたルイジアナ州を巨大なハリケーン・カトリーナが襲い、街を壊滅させてしまったことじゃ・・・

そのハリケーンではディーディーとジプシーが住んでいたアパートも破壊されてしまい、親子は一時的に特別支援を必要とする人のために設けられた避難所へ移ったそうじゃ・・・

つまりディーディーは障害を持った娘を抱え、家も失ってしまったと言うわけじゃな・・・・

その後はジプシーの治療に当たっていた医師の勧めもあり、親子はアメリカ・ミズーリ州に移住することになったようだが・・・

ここでひとつ、そんな不幸な親子の生活を好転させる出来事が起こった・・・

それはなんと地元のメディアがハリケーンに襲われ、家を失ってしまった可哀想な重度の障害を持つ不幸な少女とその母の物語として、取り上げたことじゃ・・・

これをきっかけにディーディーとジプシーの親子は、様々なメディアに登場することになり、アメリカ中の人々からの同情を集めた・・・

その結果、いくつもの慈善団体を通じて多額の寄付金を得ることになり、ついには親子のためにと新築の家までプレゼントされたそうじゃ・・・

さらには有名なタレントや歌手なども、次々に彼女たち親子を支援するようになり、不幸だった親子の生活はこれで一気に好転したようじゃ・・・

こうして娘のジプシーは重度の障害を持ってはいたが、その後、親子はとても幸せな生活を送れるようになったそうじゃ・・・

【ディーディー・ブランチャード殺人事件】事件の経緯・・・親子には隠された捏造の真実があった・・・

ワットポーの仏
しかし、そこから約10年後の2015年6月14日・・・

母親のディーディーが殺害されてしまう事件が起こり、その犯人であるニコラス・ゴドジョン容疑者と共に被害者の娘であるジプシーも殺人罪で逮捕されてしまった・・・

理由は先ほど伝えた通り、この殺人は娘のジプシーが母親であるディーディー殺害をニコラス容疑者に依頼したことで起こったからじゃ・・・

では一体、なぜジプシーはそのようなことをしたのか・・・?

それは・・・

『母親から解放され、本来の自分を取り戻すため・・・』

だったようじゃ・・・

実はこれまでジプシーは様々な病気を患い、重度の障害に苦しんでいたことになっていたが・・・これは・・・

『母親のディーディーが娘のジプシーに強要していたこと・・・』

だったそうじゃ・・・

つまりジプシーが患っていたとされる病気すべて母親ディーディーの捏造であり、彼女は普通の健康な少女だったと言うわけじゃ・・・

睡眠時無呼吸症候群、筋ジストロフィー、白血病などなど・・・

その他、様々な病気や障害はすべて母親が娘が病気であるかのように偽装、あるいは娘は病気であると強く医師に主張することで押し通していたそうじゃ・・・

ディーディーは元看護婦ということもあり、様々な病気について熟知していただろうの~・・・

かなりリアルに症状を偽装して病気を捏造していたことから、すっかり騙されてしまう医師も多かったと言う・・・

もちろん医師の中には特に悪いところはないと診断した者もいたようだが、その度に母親ディーディーは絶対に娘は病気であると主張し、その主張が通らない時には医者を変えると言うことを繰り返し、自分の主張の通りに診断してくれる医師や病院を探していたようじゃ・・・

その結果、ジプシーはどこにも悪いところがない健康体だったにも関わらず、まったく意味のない手術をさせられ、さらに普通に歩けたにも関わらず車椅子の使用まで強要されていたと言うわけじゃ・・・

事実、事件後にジプシーは自身の裁判で法廷に現れた際には、普通に歩いていたようじゃ・・・

そして脳損傷のために「7歳児の知的能力」しかジプシーが持ち合わせていなかったと言う話も、母親ディーディーの捏造だったそうじゃ・・・

ジプシーは普通に年相応の知力があったようだが、他人がいるところでは常に母親ディーディーが彼女の手を握り、ジプシーが本当は病気ではないことを示唆するようなことや、彼女の知的能力とされている以上のことを言うたびに、母親は非常に強い力で彼女の手を握り締めると言ったことをしていたようじゃ・・・

こちらの写真は母親ディーディーと娘のジプシーが一緒に写っている写真じゃ・・・

画像引用:insider.com

画像引用:meaww.com

ワットポーの仏
このような感じで母親ディーディー常に娘の手を握り、余計なことをしないように娘の行動を監視していたと言うわけじゃ・・・

親子が二人きりの時にはディーディーは平手打ちやハンガーなどを使って娘を叩き、自分の思い通りにジプシーが動くように躾けていたとも言う・・・

さらにジプシーの父親に関して、ディーディーは周囲に父親のロッドは先ほど伝えた通りのロクでもない夫で娘の養育費すら払っていないと言っていたが、それも真っ赤なウソだったようじゃ・・・

実際には離婚後、元夫のロッドは毎月欠かさずに1200ドル、2020年時点の日本円で約12万8千円の養育費を支払い続けていたそうじゃ・・・

それ以外にもジプシーのためにとプレゼントを贈ったりもしており、母親ディーディーに娘に会わせてくれとも再三、申し出ていたようじゃ・・・

しかしディーディーは、その申し出をのらりくらりとかわし続け、娘に会わせようとはしなかったと言う・・・

母親ディーディーの口ぶりでは、まるで父親のロッドは重度の障害を持つ娘のことなど気にも掛けていないと言った感じであったが、実際には真逆であったと言うわけじゃな(汗)

ちなみに、この母親ディーディーは・・・

『代理ミュンヒハウゼン症候群』

と言う精神疾患を患っていたのではないかとも言われている(汗)

ウィキペディアによれば、まずミュンヒハウゼン症候群と言うのは・・・

「周囲の関心や同情を引くために、ありもしない病気を装ったり、自らの体を傷付けたりするといった行動をしてしまう精神疾患」

のようじゃ・・・

そこに代理と言う文言が付くと、その行動を自分以外の別の人物を使っておこなおうとするそうじゃ・・・

つまりこのケースの場合にはディーディーは自分の代理として、娘のジプシーを使ったと言うわけじゃな(汗)

うわぁ・・・

まさか母親が娘の病気や障害を捏造していたとは・・・

娘は何の問題もない健康体であることが解っていたのに、無意味な手術まで受けさせていたなんて、ディーディーはとても母親とは思えない常軌を逸した行動をしていたんだね・・・(汗)

ジプシーにとって見れば、地獄のような生活だっただろうねぇ・・・

それにしても一体、彼女はどの時点で母親を殺害しようと思ったのかなぁ?

自分以外の人間に殺人を依頼している辺り、かなり計画的に犯行を企てていたんじゃないかって気もするけど・・・

それじゃあジプシーが犯行を計画して実行するに至った、経緯みたいなものも教えてよ~!

アスラパット

【ディーディー・ブランチャード殺人事件】母親殺害を決意し実行するまでの経緯・・・彼女はある偶然によって母親に対し不信感を持ったと言うが・・・

ワットポーの仏
ふむ・・・

そうじゃの~・・・

それではここからジプシーが母親殺害を決意し、犯行を計画して実行に移すまでの経緯について伝えていくぞい?!

まず最初に子供の頃はジプシーも自分は病気であると、本気で思い込んでいたようじゃ・・・

なので母親に言われるがまま医師の前では受け答えをし、検査も素直に受けていたと言う・・・

しかし徐々に成長するにつれて、特にどこにも具合の悪いところがないにも関わらず、頻繁に病院へ連れていこうとする母親に違和感を感じ、少しづつ不信感を抱くようになったそうじゃ・・・

そしてジプシーが19歳になった2010年のある日、決定的な出来事があったと言う・・・

それは今まで自分は15歳だとばかり思っていた年齢が、実は19歳であることが解った瞬間だったそうじゃ・・・

ここでまたひとつ、母親ディーディーのとんでもない捏造が飛び出すことになるわけだが、なんと彼女はジプシーの出生証明書のコピーを一部書き換え、娘は1995年生まれであると主張して、娘にもそのように思い込ませていたようなのじゃ・・・

つまり実際にはジプシーはその時、1991年生まれの19歳であったが、母親のディーディーによって1995年生まれの15歳であると思い込まされていたと言うわけじゃ・・・

娘の年齢を偽ると言うとんでもない捏造をしていたディーディーだったが、ここで彼女はひとつのミスを犯した・・・

それはある時、病院に診察を受けに行った際に、なんと娘のジプシーに偽装する前の本物の出生証明書のコピーを見られてしまい混乱させてしまったことじゃ・・・

つまり、これがジプシーが自分の本当の年齢を知ってしまう出来事だったと言うわけじゃ・・・

母親のディーディーは、これは誤植だとジプシーに説明したようだが、彼女はその言葉を信じることが出来ず、ここで母親への不信感が決定的なものになったと言う・・・

そして2011年に入り、ジプシーは母親から解放されるための最初の計画を実行に移した・・・

彼女たち親子はその年のある日、SFやファンタジーが好きなファンが集まるイベントに参加したようだが、その際にジプシーは、あらかじめインターネットで知り合った男性と逃げ出す計画を立てていたようで、その計画をこのタイミングで実行に移したそうじゃ・・・

詳細は不明だが、その計画は途中までは上手くいったようなのだが、最終的にその男性と一緒にジプシーがホテルの部屋にいることろを母親のディーディーに見つかってしまい失敗してしまったようじゃ・・・

その計画が失敗に終わったあと、ディーディーはハンマーでジプシーが使っていたパソコンを破壊し、再び逃げようとした場合には指に同じことをすると脅したと、のちにジプシーは語っていたそうじゃ・・・

またディーディーは2度とジプシーが逃げ出すことがないようにと、家にいるあいだ彼女に手錠をかけてベッドに2週間も拘束したり、ジプシーが心神喪失状態にあることを申告する書類を警察に提出したと言うようなことを語り・・・

「あなた(ジプシー)が助けを求めて警察に駆け込んでも、彼らは信じようとしない・・・」

などと言って、娘に逃げ出しても無駄だと脅しを掛けていたと言う・・・

それでもジプシーは諦めることが出来ず、その後も何とか母親から逃げ出す方法を考えていたそうじゃ・・・

そして2012年に入ってから、ジプシーは母親が就寝した後にインターネットを使いアメリカ・ウィスコンシン州ビッグ・ベンドに住む、同年代のニコラス・ゴドジョン容疑者と独身のクリスチャンが出会いを探すサイトで知り合い連絡を取り合った・・・

その後、数年に渡って2人はやり取りを続けたようだが、そのやり取りはまさに恋人同士のようにオンラインでいちゃついたり、最終的には将来一緒になることを誓い合って、子供の名前を何にしようかと言うようなことまで話し合っていたようじゃ・・・

ニコラス容疑者は少々、知的能力に欠けるところもあり、また女性に対しての免疫もなかったことから、この時、すっかりその気になってしまっていたようじゃ・・・

そんな彼に対してジプシーは・・・

『結婚は母親のディーディーが許さない・・・』

『2人が結ばれるためには、母親を殺すしかない・・・』

と言うようなことを語り、ディーディー殺害をニコラス容疑者に持ちかけた・・・

そして2015年6月・・・ついに事件は起きた・・・

犯行当日の深夜、母親が眠りについたのを見計らい、ジプシーはあらかじめ自宅付近に呼び寄せていたニコラス容疑者を家の中に招き入れた・・・

さらにジプシーは彼が母親ディーディーを殺すために必要だろうと考え、あらかじめ用意しておいたダクトテープと手袋、そしてナイフを彼に渡したと言う・・・

その後、ニコラス容疑者はディーディーの寝室にそっと忍び込み、眠っている彼女の背中を数回に渡り刺し貫き殺害してしまった・・・

この時、ジプシーはトイレに隠れ、母親の叫び声が聞こえないように耳をふさいでいたと言う・・・

そして犯行後、2人は母親殺害の成功を祝い、まるで愛を確かめ合うかのようにジプシーの部屋で性行為をおこなったそうじゃ・・・

その後、家に置いてあった現金4000ドルを持ち出し、2人は一時的に市外のモーテルに潜伏したようじゃ・・・

そこに数日間滞在し、次にどうするかを話あったと言う・・・

その間、いくつかの地元の店の防犯カメラに彼らの姿が映っていたり、その他、街を歩いているところを目撃されたりしていたが、その時点でのジプシーは何とか逃げることができたと思っていたそうじゃ・・・

そして2人は殺人に使った凶器を持ったまま捕まることを避けるために、一度、それをウィスコンシン州のニコラスの家へ郵送し、2人はバスに乗ってミズーリ州からニコラス容疑者の自宅があるウィスコンシン州まで逃走したようじゃ・・・

そこでほとぼりが冷めるまで、ニコラス容疑者の家に潜伏しようとしていたと言うわけじゃ・・・

なるほど~・・・

こう言った経緯でジプシーは母親の殺害を決意し、実行に移していったわけか~・・・

それじゃあ、その後はどうなったの?

殺害を依頼したニコラス容疑者の自宅に潜伏しようとしていたってことは、その時点では彼の存在は表に出ていなかったんじゃないかって気もするけど・・・?

一体、警察はどうやって2人の逮捕にこぎ着けたのかなぁ?

その辺の経緯についても教えてよ~!

アスラパット

【ディーディー・ブランチャード殺人事件】2人が逮捕されるまでの経緯・・・共犯者の存在は表に出ていないはず・・・だったが・・・

ワットポーの仏
ふむ・・・

それでは事件発覚から逃走したニコラス容疑者とジプシーの、2人が逮捕されるまでの経緯についても伝えていこうかの~・・・

まず事件が発覚したきっかけについて伝えておこうと思うが、ディーディー殺害後に先に伝えた「クソ女は死んだ」と言うフェイスブック上のメッセージをディーディーの友人たちが最初に発見し、ここで何かがおかしいと感じたそうじゃ・・・

そこで、その友人たちはディーディーに電話を掛けたが、その電話には誰も出ることはなかった・・・

ますます心配になった彼らは今度は直接、ディーディーとジプシーの家まで訪ねたようじゃ・・・

しかし、やはり家からは誰も出てこなかった・・・

当初は友人たちもディーディーとジプシーの親子はしばしば診察のために予告なしで家を空けることを知っていたため、またそうなのだろうと思ったそうじゃ・・・

しかし普段、病院へ行く際に使っていたジプシーの車椅子を置けるように改造されたディーディーの車が家に駐車してあるのが見えたため、病院に出かけているのではないことに気付いたと言う・・・

やはりおかしい・・・何か悪いことが起こっているに違いない・・・

そう考えた友人たちは、その場ですぐに警察に通報した・・・

ジプシーの病気や障害のことを考えると、一刻の猶予もならない・・・

そう考えた警察は通報を受けてすぐに捜査令状を取り、家に入ったようじゃ・・・

そこでディーディーの凄惨な他殺体を発見したと言うわけじゃ・・・

当初、警察もディーディーの友人たちも、この時点ではジプシーは犯人に連れ去られてしまったものと思っており、最悪の事態を想定していたと言う・・・

その理由は仮にジプシーが犯人に危害を加えられていないとしても、車椅子や薬、酸素ボンベや栄養チューブなどの支援機器が無ければ、ジプシーの生存は絶望的だと思われていたからのようじゃ・・・

実際にはジプシーはそのような機器がなくとも、まったく問題はなかったわけだがの~・・・

こうして捜査は開始されたが、当初は特に手掛かりらしきものもなかったため難航するかに思われていたそうじゃ・・・

しかし、ここで殺害現場となった親子の自宅周辺に住む隣人、アレア・ウッドマンシーと言う女性からひとつの重要な情報がもたらされたと言う・・・

その情報と言うのが、容疑者ニコラス・ゴドジョンの存在じゃ・・・

どうやらアレアはジプシーと仲が良かったようで以前、ニコラス・ゴドジョンと言う男性とインターネットサイトで知り合い恋人になったと言う話をジプシーから聞いていたようで、そのことを警察に話したそうじゃ・・・

そこから警察はニコラス容疑者に疑いを掛け、捜査を開始・・・

まずフェイスブック上のログイン情報からIPアドレスを特定し、そのIPアドレスがどこからのものなのかを調べたそうじゃ・・・

すると、どうやらウイスコンシン州からだと言うことかが解り、その地域一帯でニコラス・ゴドジョンと言う名前の人間を徹底的に洗い出した・・・

すると1人の人物が捜査線上に浮上した・・・

翌日にはその人物の家、つまりジプシーとニコラスが潜伏していた家を急襲し、彼とジプシーを逮捕したと言うわけじゃ・・・

警察は当初、マスコミにはジプシーが犯人の1人だと言うことを伏せていたため、最初はジプシーを無事保護したと言う喜ばしいニュースとして各メディアでは報道されたそうじゃ・・・

しかしその後、警察から真相が明かされると、この事件は驚きと共に全米中に知れ渡ったようじゃ・・・

うわぁ・・・

たしかに驚きだよねぇ(汗)

ジプシーは今まで重度の障害をおっていたと思われており、その上、母親を殺害され1人残されてしまった可哀想な少女・・・

つまり犠牲者の側だと思われていたわけだしねぇ・・・

なのに実は犯人の1人だったなんて、驚かない方が不思議だよ(汗)

それじゃあ逮捕されたあと、ジプシーはどうなったのかなぁ?

話を聞く限り、情状酌量の余地はありそうな感じだけど、やっぱり殺人の罪に問われることになったのかなぁ?

それに一緒に逮捕されたニコラス容疑者の方も、少し気になるねぇ(汗)

殺人の実行犯だったわけだから、罪はまぬがれないとは思うけど・・・

一体、犯人の2人は、どんな結末を迎えることになったのかなぁ?

アスラパット

【ディーディー・ブランチャード殺人事件】裁判・・・事件後、それぞれはまったく真逆の結果になった・・・被害者のディーディー、そして加害者のジプシー・・・2人の行く末は驚くほど真逆となった・・・

ワットポーの仏
ふむ・・・

そうじゃの~(汗)

世間では事件が起こった当初、凄惨な殺人事件の被害者であるディーディーへの同情の声が強かったようじゃ・・・

しかし母親のディーディーがジプシーを長年に渡って、どのように扱ってきたのかが明らかになると、世間の声は長期にわたる児童虐待の被害者であるジプシーへの同情へと急速に変わったそうじゃ・・・

通常、このような凄惨な殺人事件の場合には、第1級殺人罪と言うものが適用され、事件が起こったミズーリ州の州法においては死刑、または終身刑が科せられるようじゃ・・・

しかし郡検察官のダン・パターソンと言う人物が・・・

「この事件は異例かつ異常・・・」

と称して、ジプシーかニコラス容疑者のいずれかに対しては、それを適用しないと即座に発表したそうじゃ・・・

これはおそらく世間の声を考慮しての、判断だったのだろうと思われるの~(汗)

そして結論から言ってしまえば、まず殺人の依頼を受けた実行犯のニコラス・ゴドジョン容疑者だが彼は・・・

『第1級殺人罪と武装犯罪行為の罪で有罪・・・終身刑』

を言い渡されたようじゃ・・・

裁判では、犯行の手口や残虐性の面から死刑とするのが妥当ではないかと言う意見も多かったようだが、それについてはなんと検察側が死刑の求刑を頑なに拒否したため、最終的に終身刑となったようじゃ・・・

次に被害者ディーディーの娘、ジプシーの方だが彼女は・・・

『第2級殺人罪で有罪・・・懲役10年』

を言い渡されたそうじゃ・・・

これは彼女に対する世間の同情の声や、実際に起こっていた彼女の過酷な境遇に対して、情状酌量の余地ありと判断しての判決だったのだろうと思われるの~・・・

その後の消息に関してニコラス容疑者の方は、ほとんど情報が出ていないため不明だが、ジプシーの方はどうやら母親の呪縛から解放され、むしろ刑務所に入ったあとの方が幸せになっているようじゃ・・・

通常、多くの犯罪者は刑務所に入ると大抵は痩せていくそうだが、彼女はなんと刑務所に収監されたのちに6.4キロも太り、健康状態もむしろ刑務所に入ったあとの方が良くなっているようじゃ・・・

彼女が刑務所に入ったあと、何度かテレビのインタビューに答えているようだが、その時の写真の1枚がこちらじゃ・・・

画像引用:people.com

ワットポーの仏
こうして見ると、彼女は割と美人さんだったようじゃの~(汗)

刑務所に収監されている受刑者とは思えないほど良い笑顔を見せ、とても元気そうな様子にも見えるの~(汗)

また彼女は事件後、あるメディアの取材を受けたようだが、その際にはこんなことを言っていたようじゃ・・・

『母と暮らすよりも、刑務所の中の方が自由に感じる・・・』

『なぜなら今、私は普通の女性のように生きることを許されているからだ・・・』

この言葉からも解るように、彼女は母親と暮らしていた頃よりも刑務所に入ったあとの方が幸せになっていると言うわけじゃな・・・

そしてどうやらジプシーは刑務所に収監されたあと、実の父親であるロッド・ブランチャードさんとも再会を果たしたようじゃ・・・

さらになんと彼女は現在進行形で受刑者の身であるにも関わらず、将来結婚することを誓い合ったケンと言う、新しい恋人も出来たそうじゃ・・・

こちらの写真が実の父親であるロッド氏とその再婚相手の女性、そして収監中のジプシーと新しい恋人であるケン氏との4人が一緒に写った写真じゃ・・・

画像引用:eonline.com

ワットポーの仏
まさに絵に描いたような幸せな家族といった雰囲気が、この写真からは伝わって来るような気がするの~(汗)

このような感じでジプシーは母親を殺害することで不遇な境遇から解放され、どうやら2024年まで刑務所に収監されるようだが、そのあとは幸せな人生を歩むのだろうと思われるぞい(汗)

ちなみに母親のディーディーに関してだが通常、このような殺人事件が起こった際には、被害者の遺体は残された親族などの遺族が引き取り、葬儀ののちにどこかの墓地に丁重に埋葬されるのが普通なようじゃ・・・

しかしディーディーの親族・・・つまり彼女の親や兄弟たちは葬式代を払ったり、遺体を引き取ったりすることを頑なに拒否したと言う・・・

そして最終的に揉めに揉めて、親族たちはどうにかディーディーが遺灰となったあと、それを引き取ったようだが・・・

なんと最後には彼女の父親と、その再婚相手・・・つまりディーディーの継母にあたる人物は・・・

『ディーディーの遺灰をトイレに流してしまった・・・』

そうじゃぞい(汗)

ディーディーの兄弟たちからも、その行為を止める者は現れず、どうやら彼女はよほど家族に嫌われていたのだろうと思われるの~(汗)

うわぁ・・・

ジプシーの方は新たなスタートを切って、これからの人生は幸せなものとなって行きそうな感じだけど、母親のディーディーは最後には灰になってトイレに流されてしまったわけか~(汗)

何というか・・・自業自得とは言え、これは少々、可哀想な感じもするねぇ(汗)

それとニコラス容疑者についても、哀れな感じがするよ~(汗)

彼は愛するジプシーのために殺人まで犯したと言うのに、事件後にはあっさりフラれて、新しい恋人まで作られてしまうとは・・・

ジプシーにさえ出会ってなければ、彼にはまったく別の人生が待っていたはずだろうしねぇ(汗)

アスラパット
ワットポーの仏
そうじゃの~(汗)

たしかに少々、彼については哀れな感じがするの~(汗)

まあとは言え、覆水盆に返らず・・・

やってしまったことは、もう取り返しはつかないわけだし、ニコラス容疑者には刑務所の中で大人しく余生を過ごすことを考えてもらうしかないの~(汗)

それでは今回の『ディーディー・ブランチャード殺人事件』については、これで終わりとさせていただくぞい?!

長々と読んでくれた読者の皆さん!

ホントにありがとうじゃ!!!

それではまた次回、お会いしましょうじゃぞい!

【ディーディー・ブランチャード殺人事件】捏造が招く親子の悲劇・・・:あとがき

ワットポーの仏
さて、どうじゃったかの?

この『ディーディー・ブランチャード殺人事件』は何とも怖ろしい殺人事件だったわけだが・・・

そんな中でも特に恐ろしいのは・・・

「思わずゾッとしてしまう、母親の信じられないような捏造・・・」

と言う点だと思うがどうじゃろうの~?

たしかにそうかも(汗)

何も問題のない健康な身体に無理やりメスを入れられて、手術させられるなんて考えただけでゾッとするね(汗)

もしかしたら、そんな怖ろしいことをする親の元に生まれなかったと言うだけで、幸せなことなのかも知れないねぇ(汗)

それでは!

次回の本編記事は、ある怖ろしい連続殺人事件について伝えていくよ~!

この事件は一歩間違えば、未解決事件になってしまったかも知れないとも言われており、詳しく見ていくと非常に興味深い点がいくつもあったりするよ~!

と言うことで!

次回も絶対、見に来てくれよな!

アスラパット
ハヌマーン
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ゆきキャベツ

はじめまして。 当ブログへようこそ♪ このブログでは、おもに宇宙・仏教の教え・都市伝説・オカルト・歴史、不定期でタイ旅行の情報などの記事を書いています。 どれも著者が好きなものです。 割とあまのじゃくなので、普通じゃない何かをやってやろうと必死こいてますが結局、空回りしてあさっての方向に行きがちです。 あさっての方向には、何があるのかはわかりませんが、進んだ先に行き着く場所が気になる方の為に、このブログは存在しているのかも知れません。 予想ではきっと、素晴らしいあさっての世界が待ち受けているはずです。 さあ、ご一緒にあなたもあさっての世界にまいりましょう。

-オカルト・恐怖の殺人事件ファイル, ディーディー・ブランチャード殺人事件・・・母は障害を持って生まれた愛する娘のために献身的な介護を続けていたが・・・その裏には恐るべき真実があった・・・
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