あなたは2017年~2018年頃に掛けて起こったスマホアプリ、ワッツアップ(WhatsApp)によって引き起こされた恐ろしい連鎖殺人事件をご存じだろうか・・・?
その恐ろしき連鎖殺人事件とは・・・
『ワッツアップ集団リンチ殺人事件・・・』
2016年・・・
パキスタン・カラチのNGO(非政府組織)団体が1本の動画を制作した・・・
その動画はあくまで犯罪を抑止し、人々にその犯罪の防止を啓発する目的で作られたものだった・・・
ところが2017年に入り、何者かがその動画を意図的に一部を削除する形で編集し、ワッツアップと言うアプリで、その動画の映像を流したところ・・・
なぜか恐怖を煽る情報と共に、その映像はある国の人々のあいだでまたたく間に拡散してしまった・・・
そして、その拡散された映像とともに流れた情報を信じた人々はやがて狂気の集団へと変貌し、何の罪もない善良な人間を次々に集団リンチの末に殺害すると言う恐ろしい事態に発展してしまった・・・
人々が信じてしまった、その情報は・・・まったくのデタラメだったと言うのに・・・
※WARNING※
※途中でブラウザーのバックボタンを押すと、あなたの夢に悲しげに泣く仏さまが出て来て眠れぬ夜を過ごすことになりますので、ご注意ください。(適当)
※逆に記事を気に入り、下記のアイコンをポチっとすると、今度はうれし涙を流す著者が夢に出てくると言うオカルト好きにはたまらない不気味な体験をすることができるかも知れません。(適当)
【ワッツアップ集団リンチ殺人事件】その人は本当に悪い人なの?
『ワッツアップ集団リンチ殺人事件』
この事件について伝えていくぞい?!
一体、なぜ普段は普通の生活を送っていたであろう人々が、狂気の集団へと変わってしまったのか・・・?!
その辺りも含め、事件が起こったきっかけや経緯・・・
さらに事件後の、その後に起こったことなどについても伝えていくぞい?!
読むのが面倒な人は動画でどうぞだよ~!
↓↓↓ 動画はこちら! ↓↓↓
【ワッツアップ集団リンチ殺人事件】事件概要・・・民衆の狂気は全土へと広がっていった・・・
この事件が起こった場所はインドの各地・・・
かなり広範囲に渡り、数も多いためすべてではないがインド国内でニュースにもなった主な場所は・・・
「ジャカールカンド州」
「タミルナードゥ州」
「アッサム州」
「ムンバイ北東のラインパーダ村」
などなど・・・
最初にインドで事件が起こったのは2017年の5月頃・・・
そこから始まった連鎖殺人は最終的に翌年2018年末頃まで続いたようじゃ・・・
そして犠牲となって殺された者は、インド国内で確認されただけでも合計46人にものぼったそうじゃ・・・
メキシコでもほぼ同様のことがきっかけで、集団リンチによる殺人事件が起こったようじゃ・・・
場所は・・・
「メキシコ・プエブラ州アカトラン」
この地域でも同じく狂気の集団と化した民衆によって、凄惨な集団リンチ殺人が起こり2人が殺害されるにいたった・・・
そして恐ろしいのは、その何の罪もない人々を集団リンチの末に殺害したのは、それまで犯罪などを起こしていたわけでもない普通の人々だったと言う点じゃ・・・
なぜそのような犯罪者でもなかった普通の民衆が、狂気の集団へと変貌してしまったのか・・・
そのきっかけはワッツアップと言う、日本で言えば「ライン」や「ツイッター」のようなコミュニケーションを目的としたアプリで広まった一つの噂だったようじゃ・・・
その噂とは・・・
「臓器売買目的の人さらいギャンググループのメンバー数百人が国内に入り込んだ・・・」
と言うものだったそうじゃ・・・
インド全土で次々と連鎖的に集団リンチ殺人事件が起こっていったと・・・
さらにメキシコでも同じくワッツアップと言うアプリを通じて、広まった噂をきっかけに凄惨な集団リンチ殺人事件が起こったと・・・
しかも、その殺人事件を起こしたのは、それまで犯罪者だったわけでもない普通の人々・・・
さらに殺害された人たちにも、何の罪もなかったわけか~・・・
かなり恐ろしい感じだけど、もう少し具体的にそうなるに至った事件の経緯と様子を教えてよ~!
【ワッツアップ集団リンチ殺人事件】事件が起こったきっかけ・・・ただのイタズラか・・・それとも別の意図があったのか?何者かにより流された悪質なデマがワッツアップを通じて拡散された・・・
それではここからもう少し詳しく、この凄惨な集団リンチ殺人事件が起こった経緯を伝えていくぞい?!
まず2016年にパキスタン・カラチのNGO団体が以下の動画を制作した・・・
そこへ不審な男2人が乗ったバイクが登場し、通りで遊んでいた子供の1人を捕まえバイクに乗せる・・・
そして、そのまま子供をさらって行くといった映像が流れる・・・
前半部分はこんな感じで、いかにも子供が誘拐されると言った様子がかなりリアルな感じで流れるわけじゃ・・・
しかしその後、もう一度、子供をさらったバイクは同じ場所に戻り子供を降ろしたあと英語で・・・
『it takes only a moment to kidnap a child from the street of Karachi...』
『(訳)カラチの通りから子供を誘拐するのは一瞬だけ...』
と書かれた紙をカメラの前で広げる・・・
さらに場面は変わり・・・
『Every Year,Over 3000 children go missing in Karachi,pakistan.』
『(訳)毎年、パキスタンのカラチでは3000人以上の子供たちが行方不明になっています。』
と英語で書かれた文字が表示される・・・
つまりこの動画はパキスタン・カラチの通りでは、このように・・・
『一瞬で子供が連れ去られてしまい、その数は毎年3000人以上にのぼるのだ!だから子供を持つ親は気をつけてください!』
と言う、誘拐防止対策を啓発するために作られたものと言うわけじゃな(汗)
しかし2017年に入り何者かが、この動画の後半部分を意図的に削除して、先のワッツアップアプリで流してしまった・・・
すると先ほど伝えた通りの・・・
「臓器売買目的の人さらいギャンググループのメンバー数百人が国内に入り込んだ・・・」
と言う、まったく根も葉もない噂とともに、あっという間にインド国内で拡散されてしまったと言うわけじゃな(汗)
その噂はなんと口コミによって普段、ネットに接する機会の少ない人々にまで広まってしまったようじゃ・・・
その結果、インド国内の民衆たちはパニックと恐怖に襲われてしまった・・・
【ワッツアップ集団リンチ殺人事件】事件の経緯(インド)・・・ひとつのデマがきっかけで民衆の間に不安と恐怖が広がり・・・そしてついに悲劇は起こった・・・
このワッツアップ絡みの噂が原因で起こったインド各地のすべての事件を伝えると長くなってしまうので、一部を伝えていこうと思うが・・・
まず2017年5月18日・・・
インド東部のジャカールカンド州の農村で最初の集団リンチ殺人が起こったようじゃ・・・
犠牲になったのは・・・
「ビカス・ヴァーマさん(男性、当時25歳)」
「ゴータム・ヴァーマさん(男性、当時27歳)」
「ガンゲシュ・グプタさん(男性、当時26歳)」
彼らは、この農村にトイレのピットを掘ると言う工事をしにやって来たようだが、その帰り道に突然、見かけない顔だと言う理由で村人たちに人さらいをしに来たギャングだろうと言う疑いを掛けられたそうじゃ・・・
そこで彼らは自分たちはそのような人さらいのギャングではないと弁明したようだが、村人たちには聞き入れてもらえず、そうこうする内に騒ぎを聞きつけて、最終的に1000人近くも集まった村人たちに、寄ってたかって暴行を受けた末に殺害されてしまったと言う・・・
さらにその翌日の5月19日・・・
同じインド・ジャカールカンド州の別の村でも、凄惨な集団リンチ殺人が起こったようじゃ・・・
犠牲となったのは・・・
「シェイク・サジュさん(当時26歳)」
「シェイク・シラージさん(当時26歳)」
「シェイク・ハリムさん(当時28歳)」
「名称不明の人物1名」
この4人だったそうじゃ・・・
彼らは、この村に牛の売り買いをしにやって来たようだが、やはり見かけない顔だと言う理由で村人たちに人さらいギャングだろうと言う疑いを掛けたられたと言う・・・
そこで当然、彼らも違うと否定したようだが、集まった村人たちにはやはり聞き入れてもらえず、ここでも騒ぎを聞きつけて集まった600~700人にものぼる村人たちによって、寄ってたかって暴行を受けた末に殺害されてしまったようじゃ・・・
この凄惨な集団リンチ殺人事件が発生したあと、しばらくは落ち着いていたようだが、翌年の2018年に入ってから、再び悪夢のような惨劇がインド中で次々に起こることになる・・・
2018年4月28日・・・
南部タミルナードゥ州ヴェールールと言う地域で「人さらいギャングの一味」とされた30歳ほどの男性(名称不明)が、地元住民から凄惨なリンチを受けて死亡・・・
さらに5月9日・・・
同じタミルナードゥ州ティルヴァンナーマライと言う地域の村でも、凄惨なリンチ殺人が起こったようじゃ・・・
こちらの犠牲者は・・・
「ルクミニさん(当時65歳の女性)」
そして、その家族数名だったそうじゃ・・・
彼女とその家族は、旅行をかねて車で寺院に向かう最中だったようで、その途中に道を尋ねようと「アチモア」と言う村に立ち寄ったようじゃ・・・
そこで村に入ってから、彼女は歩いていた村人の1人に道を尋ねたあと、近くにいた子供にチョコレートをあげたそうじゃ・・・
するとその行為を見ていた村人の1人から・・・
「おまえはチョコレートを子供にあげて、誘惑しようとしているな?!」
「そうやって子供を手なずけて、さらうつもりだろ!さてはおまえ、人さらいギャングの一味だな?!」
と言ったような疑いを掛けられ、やはり騒ぎを聞きつけて集まった200人ほどのアチモアの村人たちに寄ってたかって暴行を受けたようじゃ・・・
幸い、被害者のルクミニさんの家族は重傷を負ったものの命は助かったようだが、彼女自身は凄惨な集団リンチによって殺されてしまったそうじゃ・・・
さらに6月11日・・・
インド・アッサム州の村に2人の男性がたまたま通りがかった・・・
「アビジット・ナスさん(Abhijit Nath)当時30歳の男性」
「ニロトパル・ダスさん(Nilotpal Das)当時29歳の男性」
たまたまこの村を通りがかった彼らは、そこの住民に道を尋ねたそうじゃ・・・
すると、これまで同様、住民から人さらいギャングだろうと疑われてしまった・・・
そして、やはり騒ぎを聞きつけて集まった住民たちによって、凄惨な集団リンチの末に殺害されてしまった・・・
下記画像の人物が実際の被害者2人の写真じゃ・・・
その理由は、なんと彼らが殺害される様子をリンチに加わった住民の1人が撮影していたようで、その映像がインターネット上に流れたことから、衝撃とともに大きなニュースになったと言うわけじゃ・・・
実際の映像は、今もYouTubeで見ることが出来る・・・
下記の動画が実際の映像じゃ・・・
相当、暴力的な映像なので、見るとかなり気分を害する動画じゃ・・・
なので苦手な人は絶対に見てはならんぞ!!!!!
※閲覧注意※
※下記動画はかなり暴力的な映像であり、見ると気分を害する恐れがあります。
※ご覧になる際は自己責任でお願いいたします。
彼は友人であったアビジット・ナスさんと滝見物に向かい、その帰り道で襲われてしまったと言う・・・
彼らが通りかかった小さな村では、1週間ほど前から・・・
「臓器をくり抜いて売る、人さらいギャングが村に潜入した・・・」
との噂で住民たちは集団パニックに陥っていたそうじゃ・・・
村がそんな状態に陥っているとはつゆ知らず、被害者の2人はたまたまそこを通りがかり、住民に道を尋ねてしまった・・・
そして住民たちから「お前たちが人さらいギャングだろう!」と疑われてしまった・・・
ここでも当然、被害者の2人はそれを否定するが村の住民にはやはり受け入れられず、そうこうする内に騒ぎを聞きつけて棒や刃物を手に持った住民たちが、あっという間に200~250人ほど集まり、彼ら2人は酷い暴行を延々と受け続けたようじゃ・・・
その後、1時間ほど経ってから警察が駆け付け、彼らは病院に運ばれたようだが、その時にはすでに息を引き取っていたようじゃ・・・
このアビジット・ナスさんとニロトパル・ダスさんが集団リンチにより殺された事件に関しては、のちにインド国内でも大きな波紋を呼び、抗議デモに発展したようで、その後に実行犯40人ほどが逮捕されたそうじゃ・・・
さらに翌月の2018年7月1日・・・
今度はインド・ムンバイから約320キロほど北東に位置するラインパーダと言う小さな村でも、やはり何の罪もない人々が集団リンチの末に殺害される事件が起こったようじゃ・・・
犠牲になったのは・・・
「ダダラオ・シャンカラオ・ボーセールさん(当時36歳)」
「ダダラオさんの兄バーラトさん(当時45歳)」
「バーラト・マルヴェさん(当時45歳)」
「アーグヌ・スリマント・インゴールさん(当時20歳)」
「ラジュ・ボーセールさん(当時47歳)」
この男性5人じゃ・・・
このラインパーダ村でもどうやら事件の数週間前から、やはりワッツアップによって広まった人さらいギャングの噂がささやかれ、住民たちは恐怖と不安にさいなまれていたと言う・・・
そんな不安に陥っているラインパーダの村に被害者の5人は毎週、開かれるバザーに店を出すために訪れた・・・
そしてその日、彼ら5人は村から400メートルほど離れたゴティラーンバー村までバスで行き、そこから徒歩でバザー会場まで向かったようじゃ・・・
その際、彼ら5人のうちの1人が、道で出会った9歳の女の子にクッキーをあげたと言う・・・
そこで、その様子を見ていた村人の1人が彼らが噂になっている「人さらいのギャングたち」ではないかとの疑いを持ち、被害者の5人を呼び止め問い詰めた・・・
すると、さらにその様子を見ていた周辺にいた村人たちも「お前たちが人さらいのギャングなのか?」と激昂しはじめ、即座に100人近くが集まり、彼ら5人に対して尋問が始まったと言う・・・
当然、5人は人さらいのギャングなどではないと否定したようだが、やはり集まった住民たちには聞き入れられず、その後、1時間にわたって暴行がおこなわれたようじゃ・・・
ここでひとつだけ、彼ら5人にも救いがあったようで、それはこの村の村会議員を含む数名の者たちが仲裁に入って、暴行を避けながら被害者5人を何とかラインパーダ村の集会所にかくまおうとしたことじゃ・・・
5人がかくまわれた集会所には鍵が掛けられ、そこで何とか騒ぎは収まるかに思われた・・・
しかし、興奮し狂気の集団と化した住民たちの勢いは収まらず、ついに集会所の正面のドアが破られ、窓がたたき壊された・・・
そして彼ら5人は激昂する住民たちに捕まり、凄惨なリンチを受けることになったようじゃ・・・
リンチに参加する住民たちの中からは・・・
「集会所の中庭で、この男たちを生きたまま火あぶりにしてやれ!」
と言ったような声も上がり、リンチに参加する住民たちは5人に対して、椅子や棒などを使い頭部を滅多打ちにしたそうじゃ・・・
その後、暴行を加えた住民の1人が冷静に彼ら5人の脈を取り、そこで「まだ生きているぞ!」と叫びながら、さらに追い打ちを掛けるようにレンガで頭部を叩き続けたようじゃ・・・
被害者5人の遺体は、すべて頭蓋骨に酷いダメージを受けており、中には脳が飛び出してした者もいたと言う・・・
この暴行の様子はアッサム州の村で起こった事件と同じく、リンチに参加した住民の1人が撮影していたようで、やはりネット上にその映像が流出しており今もYouTubeで見ることが出来る・・・
下記の動画が実際の映像じゃ・・・
こちらも相当、暴力的な映像なので見るとかなり気分を害する動画じゃ・・・
なので苦手な人は絶対に見てはならんぞ!!!!!
※閲覧注意※
※下記動画はかなり暴力的な映像であり、見ると気分を害する恐れがあります。
※ご覧になる際は自己責任でお願いいたします。
先ほど伝えた通り、インドの国内ではこれらと同様の事件が多発し、最終的に確認されただけでも46人が犠牲になったと言われている・・・
さらに発覚していない事件もあるだろうとも言われており、犠牲者の数はもっと多くなる可能性もあるようじゃ・・・
ほんの数年前に、インドでこんな悲惨なことが起こっていたとは・・・
さらにこれと同じようなことがメキシコでも起こったんだよねぇ?
海を渡って遠く離れた国であるメキシコでも、ワッツアップで広まった根も葉もない噂が原因で同じようなことが起こるとは・・・
そっちの方についても、詳しく教えてよ~!
【ワッツアップ集団リンチ殺人事件】事件の経緯(メキシコ)・・・メキシコで起こった凄惨な集団リンチ殺人事件・・・さらに残酷な殺害方法がもちいられたと言うが・・・
それではメキシコで起こった殺人事件についても伝えていこうと思うが・・・
正直、こちらの方は被害者の数はインドよりも少ないが殺害された状況については、かなり凄惨な方法が取られ、本当に人間と言うものは恐ろしいものだと背筋が寒くなる思いがした・・・
それでは伝えていこう・・・
2018年7月・・・
インド同様にメキシコでもワッツアップを通じて、このようなメッセージが拡散されていったそうじゃ・・・
「どうか皆さん気をつけて・・・子供誘拐犯が大勢、この国に入った・・・」
「どうやら犯人たちは、臓器売買に関わっているらしい・・・」
「ここ数日で4歳、8歳、14歳の子供たちが姿を消した・・・死体になって見つかった子もいる・・・」
「内臓が抜き取られた形跡があった子もいる・・・腹部が開かれ、中は空っぽだった・・・」
実際はこのメッセージにあるような事実は確認されておらず、まったくのデマであったが、この噂は徐々にメキシコの中で拡散されていったようじゃ・・・
そして、そのデマが拡散されていった最中の同年8月29日に悲劇は起こった・・・
メキシコ・プエブラ州アカトランの郊外に住む・・・
「リカルド・フローレスさん(当時21歳、学生)」
「リカルドさんの叔父、アルベルト・フローレスさん(当時43歳)」
2人はこの日、井戸作りの材料を買うためにアカトランの町を訪れていたそうじゃ・・・
「お前たちは子供を誘拐するギャングに違いない!」
と言う疑いを持たれてしまい、町の通りでちょっとしたいざこざに発展してしまったようじゃ・・・
その後、そのいざこざに地元の警察が割って入り、彼ら2人はそこで一度、警察署に連行されたと言う・・・
そこで警察による取り調べがおこなわれたが、特に2人が何か犯罪を犯したと言う証拠もなかったため、警察はしばらくのちに彼ら2人を釈放することにした・・・
すると、なぜか警察署の前には激昂する100人を超える地元住民が集結していたそうじゃ・・・
どうやら彼ら2人と最初にいざこざを起こした住民がワッツアップをはじめ、その他、フェイスブックや電話なども使い・・・
「私を信じて!誘拐犯は今、ここにいます!」
「アカトランの人々!是非、応援よろしくお願いします!」
などと言うメッセージを流したようじゃ・・・
つまり、そのメッセージを受け取った住民たちが警察署の前に集結したと言うわけじゃ・・・
ここで警察は彼らは誘拐犯などではないと説明したようだが、「ここに誘拐犯がいます」と言う話を信じて集まった地元住民たちは納得しなかったと言う・・・
そうこうする内にヒートアップし、狂気を募らせていった住民たちはほどなくして警察署の入口にある門を無理やりこじ開け、連行されたリカルドさんとアルベルトさんを乱暴に外へ引きずり出した・・・
そして彼ら2人を地面に押しつけ、集団で殴る蹴るの酷いリンチを開始し始めたそうじゃ・・・
さらにそれだけにとどまらず、何とここで集団リンチに加わっていた者の1人が・・・
「こいつらを燃やしてしまえ!誰かガソリンを買う金を寄付してくれ!」
と言ったようなことをメガホンを使って呼びかけたようじゃ・・・
その呼びかけには数人の住民が応じたようで、その後、2人の身体にはガソリンが掛けられ、その場で火を点けられた・・・
この時、リカルドさんの方はすでに動かなくなっており、死亡していたものと見られているが、アルベルトさんの方はまだ息があったようで動いていたと言う・・・
つまり彼は生きたままガソリンを掛けられ、火を点けられたと言うことじゃ・・・
その時に撮られた写真の一枚が下記のものじゃ・・・
この時、この凄惨な集団リンチ殺人をおこなった地元住民たちはまるで勝ち誇ったかのように・・・
「これは正義だ!」
「正義は我々と共にある!」
と叫び声をあげていたと言う・・・
しかし実際はこの時、子供の誘拐犯などおらず、誘拐された子供が臓器を抜き取られた状態で発見されたなどと言う事実もなかった・・・
なのでこれは正義でも何でもなく、この写真に写っているリンチに加わった地元住民たちがしたことは、ただ何の罪もない善良な人間を殺すという正義とは真逆の行為だったわけじゃ・・・
さらにこの時、同時にもう一つ悲劇的なことが起こっていたそうじゃ・・・
それはなんと・・・
リカルドさんとアルベルトさんが殺害される様子をリンチに加わった地元住民がフェイスブックを通じて配信していたが、その配信を殺害されたリカルドさんの母であり、アルベルトさんの妹でもあるマリアさんと言う人物が見ていたと言うことじゃ・・・
つまり、このマリアさんは自分の息子と兄が、ガソリンを掛けられて殺害される様子を見ていたと言うわけじゃ・・・
詳細は不明だがマリアさんはその日、自分の息子と兄が誘拐犯だと疑われ、警察に連行されたと言う情報を耳にしたそうじゃ・・・
さらにその後、友人なのか親戚なのかは解らないが、彼女に近しい者から・・・
「あなたの息子が大変なことになっている!」
「今すぐ、フェイスブックを見て!」
と言う連絡を受けたそうじゃ・・・
そこで彼女は慌ててすぐに教えられたフェイスブックの配信を見ると、自分の息子が今まさに燃やされようとしていたと言う・・・
彼女はその時、その配信のコメントで・・・
「あの子がそんなことをするわけない。何かの間違いだ・・・」
「彼らを傷つけないでください。彼らは誘拐犯ではありません・・・」
とメッセージを流したそうだが、誰も止めることをしなかったようじゃ・・・
リカルドさんとアルベルトさん・・・彼ら2人を焼く黒い煙は町中から見えたと言う・・・
そして2人が焼かれてから2時間あまり、遺体はその場に残されたままになり、その後、連絡を受けたリカルドさんの祖母ペトラさんがいち早く現場に到着し、自分の息子と孫の変わり果てた姿を確認したそうじゃ・・・
この時、殺害されたアルベルトさんの頬にはまだ涙が残っていたと言う・・・
そして、この変わり果てた2人を見たペトラさんは、まだ残っていたリンチに加わった何人かの地元住民に向かって・・・
「あなたたちがしたことを見なさい!」
と叫んだようだが、その住民たちは無視して立ち去り、中にはざまぁみろとでも言わんばかりに薄ら笑いを浮かべる者までいたと言う・・・
正直、わしはこの写真、そしてこの話を聞いてゾッとした・・・
人間と言うものは、こうまで残酷になれるものなのか・・・
その後、この凄惨な殺人事件を引き起こした者の何人かは逮捕されたそうじゃ・・・
フェイスブックとワッツアップで嘘のニュースを拡散し、さらにリンチをインターネットでライブ配信した・・・
「フランシスコ・マルティネス容疑者」
市庁舎の鐘を鳴らし、アカトランの人々を緊急招集した・・・
「マヌエル容疑者(フルネーム不明)」
被害者の2人を焼くためのガソリン代を募った・・・
「ペトロニロ・カステラン容疑者」
警察は殺人と殺人扇動の罪で合計9人を指名手配したと言うが、この3人以外はいまだに逃亡中とのことじゃ・・・
凄惨な集団リンチ殺人をおこなった彼らは、正義を口にしていたと言うが、自首することなく逃げ回っていると言うのは一体、どう言うことなのか・・・
これでは正義どころか、むしろ悪そのものではないかとすら思えてくるの・・・
ちなみにこの時、被害者2人が殺害される様子を映したフェイスブックのライブ映像の一部は、その後に報じられたメキシコのニュース映像で見ることができる・・・
下記の動画が、そのニュース映像じゃ・・・
こちらも相当、暴力的な映像なので見るとかなり気分を害する動画じゃ・・・
なので苦手な人は絶対に見てはならんぞ!!!!!
※閲覧注意※
※下記動画はかなり暴力的な映像であり、見ると気分を害する恐れがあります。
※ご覧になる際は自己責任でお願いいたします。
メキシコの集団リンチ殺人については暴行のみならず、ガソリンを掛けて生きたまま焼き殺したと・・・
惨たらしく、恐ろしい殺人事件だったわけか~・・・
しかし一体、何でこんなことになってしまったのかなぁ?
実際には誘拐犯なんておらず、噂にあるような子供が臓器を抜き取られた状態で発見されたなんて事実もなかったわけだよねぇ?
そう言った事件が頻発していたわけでもないのに、なぜ人々はそんな噂を信じてしまったのかなぁ?
【ワッツアップ集団リンチ殺人事件】凄惨なリンチ殺人事件が起こった原因・・・教育や社会インフラよりも先に普及したインターネット、そしてワッツアップと言う存在・・・いびつな社会に蔓延する負の連鎖・・・
その原因は様々、考えられるようだが・・・
まず第一にあげられるのが、情報伝達のスピードの早さではないかと言われているようじゃ・・・
ワッツアップは特にインドやメキシコのような国の人々の間でコミュニケーションのツールとして、爆発的に普及しており、誰かが流した情報を即座に別の人間に無限に送れる仕組みになっていたそうじゃ・・・
たとえそれがまったくのデタラメな情報であったとしても、それを見た人が真実と感じれば、すぐにその場で何度でも別の人たちに向かって、ボタン一つで簡単に拡散することができてしまう・・・
そのように簡単に繋がりのある人間から、さらにその先の繋がりを経て先へ先へと、どんどん情報が流れるわけじゃ・・・
その速度はまさにあっという間と言う状態で、誰もがその噂をすぐに知ることになってしまう・・・
そんな感じで情報を受け取った者は周りがみんな同じ噂をしていることに気づき、そこでみんなが噂しているのだから、本当のことなのだろうと信じてしまうと言うわけじゃ・・・
そして第2に生活インフラや教育が行き届くよりも先に、インターネットと共にワッツアップと言うツールが爆発的に普及してしまったことも大きな原因と言われているようじゃ・・・
インドの地方の多くは、いまだに学校が普及していない地域も多いようで、小学校や中学校にすらまともに通ったこともない若者も多いと言う・・・
近年、インドではIT教育など世界的に見てもハイレベルな教育がなされてはいるようだが、その反面、貧しい者たちも多く、地域によっては識字率が60パーセント程度しかないと言ったような村もあるようじゃ・・・
つまり村によっては文字すら読めない人が、40パーセントもいると言うわけじゃ・・・
また貧しさからテレビはおろか電気すら、まともに引けていない家も多いそうじゃ・・・
スマートフォンの充電は乾電池を使ったり、適当に工作した小型の太陽光パネルを使うと言う有り様だったと言う話もある・・・
事実、事件が起こったラインパーダ村には学校がなく、村の平均月収はインドの平均1万5000円よりもさらに低い1万1000円程度だったそうじゃ・・・
そのように貧しくまともな教育も受けずに文字すら読めない人でも、インドではデータ通信料金の価格競争が起こったことで、驚くほどの低価格でネットが利用できることから、なぜかインターネットでワッツアップだけは使っている者も多いと言う・・・
そこで文字ではなく動画と音声のみで情報を得ると言うわけじゃ・・・
つまりまったくのデタラメな情報であったとしても、それが本当であるかどうかを他の情報源から調べることが困難になると言うわけじゃな(汗)
ここからは少し後日談になるが、このような凄惨な集団リンチ殺人事件が頻発して起こったあと、インド政府の情報技術省はラインパーダ村の撲殺事件から2日後の7月3日にワッツアップで広まる「根拠のないデマと挑発的な内容で一杯の、無責任な刺激の強いメッセージ」を大変に憂慮しているとの声明を発表したようじゃ・・・
そして、その声明の最後ではワッツアップの運営会社と経営陣を非難し「説明責任と義務から逃れてはならない」と釘を刺したそうじゃ・・・
その後、さらにワッツアップの運営会社に対して・・・
「メッセージの発信源を調べられるようにせよ!」
と求めていたようじゃ・・・
しかし、それに対してワッツアップ側は・・・
「追跡を可能にしてしまうと通信経路を完全に暗号化している仕組みとプライベートな通信というワッツアップの本質を損ない、重大な悪用へとつながる可能性がある。」
「偽情報対策では社会のさまざまな方々と協調して取り組んでいきますが、現在提供しているプライバシー保護機構を緩めるつもりはありません。」
と回答したようじゃ・・・
これはつまり・・・
「情報の発信源を特定出来るようにすると言うことは、何かそれを可能とする抜け道を作ることを意味するが、そのような抜け道を用意してしまうと悪意を持ったハッカーなどに悪用されてしまう危険性がある・・・」
「もちろん他の対策は試みるが、メッセージの発信源を調べられるようにすることは出来ない・・・」
と言う回答をしたと言うことじゃな(汗)
こうなるとインド政府としては、いっそのことワッツアップの使用自体を国内の法律で禁止してしまうと言った方法を検討せざるおえなくなると思うぞい・・・
実際、インドの議会などでは一部、そのような議論があったと言う話もある・・・
しかし、すでにインド社会の中で広範な情報伝達インフラの一つとなっているワッツアップを禁止することは事実上、難しいのではないかとも言われているようじゃ・・・
日本で言えば、すでに広範囲に普及している「ライン」や「ツイッター」を禁止するようなものと言えば解りやすいかの~・・・
そんな感じなのでインドの国内ではいまもワッツアップが使われ、対策としてはワッツアップでは一つのメッセージに関して、最大で5回までしか転送出来ないようにしたり、転送されたメッセージには目印が付くようになったりと言った程度に収まっているようじゃ・・・
その他、インド政府主導でワッツアップで広まった人さらいギャングのデマを信じてはならないと言ったようなCMをテレビで流したり、文字が読めずテレビも見られない人たちに向かっては、ワッツアップを介して人さらいギャングなどいないと言う音声メッセージを流したりと言った対策を取ったと言う・・・
こうして、この件については、ようやくひとまず治まったようじゃ・・・
しかし根本の解決はなされていないと言う指摘もされており、インドではまたふたたびワッツアップによって、今回とは違うデタラメな情報により、凄惨な集団リンチ殺人事件が起こるのではないかとも懸念されているそうじゃ・・・
たしかに根本的な解決には、繋がっていないような気もするねぇ・・・
ワッツアップと言うのは便利なツールなんだろうけど、キチンと正しい情報かどうかを見極めることが難しいと言う人たちが多い国では、危険な道具ともなり得ると言うわけか~・・・
まあ日本ではさすがに、ここまで悲惨な結果にはならないだろうけどね(汗)
たしかに日本では仮にデタラメな情報が流れたとしても、ここまで凄惨な殺人事件に発展することはないだろう・・・
しかし日本でも過去にはいくつか、まったくのデタラメな情報から個人に対して酷い誹謗中傷が拡散されたと言う事件は起こっている・・・
たとえば、お笑い芸人の「スマイリーキクチ氏中傷被害事件」と言うものがあった・・・
これはなぜかスマイリーキクチさんと言う芸人さんが、過去に東京の足立区で起こった「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の犯人の1人であると言う根も葉もない嘘の情報が広まってしまい、そのせいで彼は一気に仕事がなくなってしまう被害を被ったと言う事件じゃ・・・
この事件については、その後、スマイリーキクチさんが刑事告発をおこない、書き込み内容や脅迫回数などから明らかに刑法に違反しているとされた男女19人が一斉摘発される事態に発展したようじゃ・・・
その際、警察の取り調べに対して、デマを信じた加害者の多くが「正義感からやった」などと供述しており、これはメキシコのアカトランで集団リンチに加わった、地元住民たちと同じような正義を後ろ盾にした犯行動機とも似ているような気もする・・・
このような感じで日本でも直積的な暴力ではなくとも、デマを信じた匿名の者たちによる言葉の暴力で誰かを傷つける・・・
最悪は死に追いやると言ったようなことは起こってしまうような気もするの~・・・
今一度、考えるべきは・・・
『みんなが悪い人と言っている人は、本当に悪い人なのか・・・』
これをインターネット以外の方法を使い自分自身の目で確かめてから、改めて考えて見る必要がある気がするの~・・・
みんなが批判している内容は実はまったくのデタラメ、ただのファンタジー、事実無根、あるいはわざと誰かがヤラセとして作らせた虚構である可能性もあるわけだからの~・・・
(ヤラセ?虚構?おや?つい最近、そんなことがあったような・・・?)
もちろん都市伝説のような最初から・・・
「ただの作り話だろうけど、話としては面白いね!」
と言う具合に不思議な噂話を楽しむ分には良いと思うぞい(笑)
しかし誰かを誹謗中傷して傷つけてしまうような、妙な噂話には気をつけた方が良いかも知れんの~(汗)
下手にその誹謗中傷に参加してしまうと、今度は自分が逮捕されたり、逆に自分が誹謗中傷の的になってしまう可能性もゼロではないわけだからの~(汗)
今は日本においてはネットの匿名の書き込みも、かなり簡単に書いた者の身元を特定することが出来てしまうとも言うぞい(汗)
それでは長くなったが、今回の「ワッツアップ集団リンチ殺人事件」についてはこれで終わりとさせていただくぞい?!
長々と読んでくれた読者の皆さん!
ホントにありがとうじゃ!!!
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【ワッツアップ集団リンチ殺人事件】その人は本当に悪い人なの?:あとがき
この『ワッツアップ集団リンチ殺人事件』はまれに見る、恐ろしい連鎖殺人事件だったわけだが・・・
そんな中でも特に恐ろしいのは・・・
「正義と言うのは一見、正しいように見えて、ちょっと間違えるとものすごく恐ろしいことになる・・・」
さらに・・・
「みんなが悪い人だと言う人でも、実は悪い人ではない可能性もある・・・」
と言う点だと思うがどうじゃろうの~?
本当に悪い人かどうかも解らないのに、みんなが悪い人だと言うから多分、悪いやつなんだろうと言う思い込みだけで殺人にまで発展しちゃったわけだしね(汗)
しかも、殺人を起こした人たちの多くが正義感からやってしまったんだろうしね(汗)
それでは!
次回の本編記事は、恐ろしい結末を迎えてしまった捏造事件について伝えていくよ~!
と言うことで!
次回も絶対、見に来てくれよな!
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